コーヒー(カフェイン)はメンタルに良いのか悪いのか。この記事ではっきりさせます。

心理学

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臨床心理士のにっしーです!僕はコーヒーが好きで、1日2〜3杯は必ず飲んでいます。コーヒーを飲むと、頭がすっきりとして作業が捗る気がするんですよね。なので、ブログを書く時も、必ずコーヒーを飲んでいます。しかし、休日に1人でコーヒーを飲んでいると、なんだか不安な気持ちが強くなってくる時があるんですよね。

また、先日友達と食事をした時、「実はカフェインを摂ると気持ちが不安定になるんだ」という話を聞きました。

そこで僕は思ったわけです。

結局、コーヒーはメンタルに良いの?悪いの?どっちなんだー!

インターネットで調べてみると、カフェインがメンタルに良いと書かれている記事もあれば、良くないと書かれている記事もあることに気づくと思います。そこで今回は、カフェインとメンタルの関係をはっきりさせるべく、この記事を書かせていただきました。気になっていた方は、きっとすっきりとするでしょう。

1.コーヒー(カフェイン)はメンタルに良いのか悪いのか

結論から申し上げますと、コーヒーがメンタルにとって良いか悪いかは、「カフェインの感受性」によって変わります。

カフェインの感受性とは、カフェインによって心身に影響を受けやすい程度のこと。カフェインは精神科や心療内科の世界では「精神刺激薬」と呼ばれており、心を神経質にさせる作用があります。

しかし、カフェインの影響の受けやすさは人によって異なり、それは遺伝子によって変わってくるとのことです。

カフェインの感受性が高い人は、コーヒーを飲むことによって不安な気持ちになったり心が不安的になったりすることが多いと思いますので、無理して飲まないのがおすすめです。

そこまでカフェインの感受性が高いわけではない人は、1日1〜4杯ほどを上限に飲む分には、むしろメリットが大きいと考えて良いでしょう。しかし、飲みすぎるとメンタルが不安定になってしまうこともあるため、注意が必要です。

1点強調してお伝えしたいのが、うつ病、パニック症、社交不安症、不眠症などにより現在進行形で悩まれている方の場合、コーヒーをはじめとしたカフェインを摂取すること自体をあまりおすすめしません。症状が悪化する可能性があるからです。

つまり、コーヒー(カフェイン)を飲むことがメンタルに良いか悪いかは、

今の状態(心が安定しているか不安定になっているか)

・カフェインへの感受性(影響を受けやすいか受けにくいか)

の2つの軸で判断するのがベストだと思います。

今、心が安定しており、さほどカフェインの感受性が高くないと感じる人は、1日1〜4杯を目安にコーヒーを愉しみましょう。

最近心が不安定になっている、カフェインの感受性が高いと感じている人は、なるべくコーヒーは控えるのが賢明かもしれません。

2. コーヒー(カフェイン)がメンタルに良くないという主張について

上記でお伝えした通り、コーヒー(カフェイン)がメンタルに良いか悪いかは、自分の状態と体質によって変わります。その上で、ここではコーヒーがメンタルに良くないという主張について見ていきましょう。

カフェインは不安や緊張を高める

カフェインは、中枢神経系を刺激し、体内のストレス反応を活性化させると考えられています。これは、心理学で良く言われる「闘争か逃走反応」の状態。つまり、敵と闘ったり、全力で逃げたりするための心身の状態をカフェインは誘発するということ。

・アドレナリン

・コルチゾール

という2大ストレスホルモンが放出されるきっかけとなります。

ストレス性の精神疾患には注意

上記の事実を踏まえたうえで、うつ病やパニック症、社交不安症などのストレス性の精神疾患の方にはとくに、カフェインを摂りすぎないことをおすすめします。

というのも、ただでさえストレス状態が高まっているのに、そこに更にカフェインを摂取することで、火に油となってしまいますよね。

コーヒーを良く飲み、「不安が高まっている」と思う方には、まずはコーヒーを控えてみることをおすすめします。でも、今までコーヒー好きだった人にとって、いきなり「やめる」というのは厳しいものがありますのね。そこでおすすめなのが、代替物を用意することです。例えば僕は、たまにコーヒーの代わりにホットミルクを飲むようにしています。

ここまでをまとめると、カフェインには、「攻め」の状態を作り出す働きがあるわけです。

例えば、勉強したい人や作業に集中したい人にとってはそれがプラスになります。でも、ベースとして不安を感じている方にはマイナスとなりますよね。

3. コーヒー(カフェイン)はメンタルに良いという主張について

実は、コーヒーがメンタルに好影響を与えるという説もあるんです。こちらも見ていきましょう。

コーヒーはうつ病や自殺のリスクを下げる

ある調査によると、コーヒーを全く飲まない女性と1日に2杯以上飲む女性の自殺リスクを比較したところ、コーヒーを飲む習慣を持つ女性のほうが自殺リスクが約60%〜70%下がっていたそうです。

また、フィンランド人を対象とした研究では、

・1日に0〜1杯コーヒーを飲む群

・1日に2杯以上8杯未満コーヒーを飲む群

・1日に8杯以上コーヒーを飲む群

の3者の自殺リスクを比較したところ、1日に2杯以上8杯未満のコーヒーを飲む群の自殺リスクがもっとも低下していたとのことです。

更に、フィンランドではコーヒーを全く飲まない男性よりも、1日に6杯以上飲む男性のうつ病罹患率が70%も低下していたという研究結果も出ています。

参考:

https://www.nestle.co.jp/sites/g/files/pydnoa331/files/asset-library/documents/stories/individuals-families/interview5.pdf

コーヒーは健康上のリスクが低い

上記にて、コーヒーにはうつ病や自殺を予防する可能性があることが分かったと思います。更に、コーヒーは「たばこ」や「お酒」と違って健康上のリスクが少ないですよね。むしろ、適度なコーヒーの摂取は癌のリスクを下げるという説もあるくらいです。

4. コーヒー(カフェイン)の正しい飲み方

ここまでの話を踏まえると、コーヒー(カフェイン)には正しい飲み方があることに気づくと思います。

・精神が不安定になっている時には控えること

・1日1〜4杯程度を目安に飲むこと

の2つです。

また、1日1〜4杯程度を目安に飲むとお伝えしましたが、適量は人によって異なるのではないかと思います。自分にとっての適量を見つけていくことがおすすめです。

5.「 実験」がおすすめ

メンタルを安定させる理由はなぜか?それは、毎日を楽しく過ごしたいからだと思います。そう考えた時に、

・コーヒー(カフェイン)を断つ

・コーヒー(カフェイン)をほどよく楽しむ

そのどちらが良いのかというのは、判断しづらいところだと思います。また、

・1日何杯までのコーヒーが適量なのか

ということについても、人によって体質が違うので、厳密には定かではないと思います。(4〜5杯を上限にした方が良いのは確かだが、例えば1杯が適量なのか、3杯が適量なのかは人によって違う)

じゃあどうすればいいのか? 僕の答えは、「やってみればええやん」ということです。

例えば、3日間はコーヒーを摂らずに過ごし、その際の気分などを毎日簡単にメモしておきます。そして次の3日間はコーヒーを摂って過ごし、やはりその際の気分をメモしておくのです。すると、コーヒー飲んだ場合と控えた場合の気分の変化が少し掴めるでしょう。

コーヒーの適量についても同様に、色々なパターンを試してみて、自分に合った量を見つけていくのがベストだと思います!

6. まとめ

今回の記事では、コーヒー(カフェイン)がメンタルに良いのか悪いのか、はっきりさせるべく記事を書かせていただきました。因みに、コーヒーを飲まずに「香り」だけを楽しむ場合はメリットしかありません。というのも、コーヒーの香りを嗅ぐことによって、リラックスの指標となる脳波であるα波が出現したり、反応速度の指標であるP100値が増加する傾向にあることが、実験の結果から分かっているからです。つまり、コーヒーの香りはリラックス感を高めてくれるとともに、パフォーマンスも高めてくれるということ。コーヒーが苦手な方は、「香り」という観点からコーヒーを生活に取り入れてみるのも良いかもしれませんね♪