【心理士が解説!】「正しく悩む技術」を読んでみての感想

心理学

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どうも!にっしーです!

最近僕は、「正しく悩む技術」という本を読んでみたのですが、「なるほどな〜」「これは自分の生活の中で使えるな〜!」と思える部分が多かったので、共有してみたいと思います。会社や人間関係でストレスを抱えており、辛い気持ちになっている。でも周りに相談できる人もあまりいないし、どうしたら良いか分からなくなってしまっている・・という方には、とくにおすすめの記事になっております。

悩むことは悪いことじゃない!大事なのは悩み方!

「悩む技術」という言葉は僕にとってとても新鮮だったんです。まず、悩む技術という言葉の背景には、「悩むことを肯定している」というメッセージが隠されていると思うんですよね。一般的に、悩みは悪いもの、なくしたいものと思われがちですが、考えてみたら悩みをなくすことは無理じゃないですか? 瞑想などを行って一時的に悩みと距離を置くことはできるかもしれませんが、生きている限り悩みは尽きないし、悩みながら成長していくというのもまた一興ではないでしょうか。

悩みのない人間はいない」「悩みはなくならない

上記の2つを前提としたうえでお話していきたいと思います。嫌な事があってもそれを乗り越えていける人と、嫌な事があるとそれに執われ、なかなか立ち直れなくなってしまう人の違いとは何でしょう?その違いとは、「悩み方が上手かどうか」にあるのです。

「悩み方」を教わったことがありますか?

この記事を読んでくださっているあなたは、「悩み方」を誰かに教わったことがありますか?家族や友人に悩みを相談したことはあるかもしれないけど、返ってくるのはその悩みに対するアドバイスや励ましですよね。「悩み方」についてアドバイスする人というのはそう多くないのではないかと思います。

学校の授業で、「悩み方」を教わったことがありますか? 僕はないです。しかし、学校生活の中で数々の悩みを持つことはありました。悩みというのは、人生の中で常に自分と共にある重要なものなのに、その「やり方」を知る機会はなく、自分なりの考え方で生きていくしかない状態にあるんですよね。

自分なりのやり方が正しければ良いですが、どんどん自分を責める方向に悩む癖がついてしまっている人は、「自分への攻撃」を続ける毎日になっているのではないかと思います。この本では、「じゃあどんな風に悩んだらいいのか」ということを教えてくれています。

「悩む技術」の一例

詳しくは本を読んでいただくとして、この本を読んで僕の中で一番納得度の高かった「悩む技術」をお伝えしたいと思います。それは、「自分で解決できる悩み」と、「自分で解決できない悩み」を分けることです。ここからは、例をもとに説明していきます。まず、以下に最近僕が感じている悩みをリストアップします。

もう11月後半なのに、外があまり寒くない。地球温暖化が進んでいる気がして心配・・

ギターの練習をサボってしまいがち

インスタグラムのフォロワーが伸び悩んでいる

インスタグラムの投稿をサボりがち

太ってきた

他にも悩みはたくさんありますが、とりあえずこんなもんにしておきます。

さて、この中で、僕自身が手を加える事ができる悩みはどれでしょうか?以下にまとめてみます。

<自分で手を加える事ができる悩み>

ギターの練習をサボってしまいがち (ギターの練習をすればいいから)

インスタグラムの投稿をサボりがち (投稿すればいいから)

太ってきた (微妙なところだけど、食事制限や運動は自分で行える)

<自分で手を加える事ができない悩み>

もう11月後半なのに、外があまり寒くない。地球温暖化が進んでいる気がして心配・・

→心配したところで、僕の手で地球温暖化を食い止めることはできない。

インスタグラムのフォロワーが伸び悩んでいる

→フォローするかどうかは相手次第。

とまぁ、こんな感じでしょうか。自分で対処できない悩みに関しては、悩んだところで仕方のないことなのです。それなのに、「心配だなぁ・・」と悩み続けるのは、「心のエンジン空ぶかし」の状態です。限りある自分の時間がもったいなくないですか?

インスタグラムのフォロワーが増えるかどうかは「結果」の世界なので自分にはコントロールできませんが、「定期的に投稿する」ということは自分の行動次第です。この場合、「定期的に投稿する」ということをいかにして達成するかを考えることに労力を費やせば良いのです。

そうやって、自分の心を必要以上に疲れさせず、本当に大切なことにきちんと労力を使う事が大切なんですね。これが、「上手な悩み方」の一例です。

対人ストレスにもよく効く「悩む技術」

あなたの周りにも、「どうしても合わない・・」と思う人がいませんか?苦手な人がいませんか?

自分の生活の中に苦手な人がいると、とても辛いですよね。まぁそんな時も、上手に悩んでみましょうよ。

あの人はなんであんな言い方をするんだ・・?

本当に性格が悪いよな・・

今日だって、あんなことを言っていた。いったいどんな神経をしてるんだか!

頭の中でそんなことをグルグルと考えて、自分自身を疲れさせていませんか?上記のような悩み方は、上手な悩み方とは言えないかもしれません。なぜなら、他でもなく自分自身を疲れさせているから

そんな「嫌な奴」のために、あなたの大事な時間を使うことはありません。ただ、そんな嫌な奴を題材に、「嫌な奴への対処法」を身につける機会と考えれば良いのです。

マイナスなことを言われたとき、さらっと受け流すにはどうしたらいいだろう?

なるべく必要以上に関わらないようにしよう

良いところも探してみようかな・・辛い作業ではあるけど・・

上記のような悩み方は、「自分自身がどうするか」ということに主眼を置いていますよね。このように考えることで、自分自身を成長させる事ができるんです!

今目の前にしている嫌な奴がいなくなっても、生きていればまた嫌な奴は出てくるかもしれません。「あいつ」をどうにかしようとすることからは、一歩下がって身を引きましょう。それが勇気です。あなたの大切な時間と心を、好きな人のために使ってくれると嬉しいです。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。今回ご紹介した「正しく悩む技術」ぜひ読んでみていただけると嬉しいです。作者の方は、著書の中で以下のようなことを強調していました。

本を読んで、自分がどのように感じたのかを大切にしてください。

実際、自分の考えを書き込むためのスペースも設けられていましたね。

本に書いてあることを全て実践しないといけない、と思うのではなく、読んでみて自分の心に刺さった部分を日常生活の中で実践してみて、自分のものにしてもらえたら最高です。