言霊は存在するのか?心理学的に考察してみた。

心理学

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今回は「言霊」というものは本当に存在するのか、心理学的に考察してみたい。

僕はよく、とある尊敬している人に「今日は生きて帰ってこないかも」などと冗談を言う。
するとその人はこう言う。「そういうこと言うのやめといたほうがいいよ。冗談でも、言霊ってあるんだよ
」僕はあまりスピリチュアルなものを信じないほうだが、たしかに言霊というものはありそうなのである。

1. 言霊とは

言霊
→言葉に内在する霊力。声に出した言葉が、現実の事象に対して何らかの影響を与えると信じられ、良い言葉を発すると良いことが起こり、不吉な言葉を発すると凶事が起こるとされた。(wikipediaより)

→日本では、古くから、言葉には神が宿ると考えられている。

だから、日本語には控えめな表現が多いのかもしれない。他の国の言語と比べて、2倍も3倍もまわりくどい。

・大変恐れ入りますが
・誠に恐縮ながら

→言霊という言葉からは、どこかスピリチュアルな印象を受ける。

2. そもそも、スピリチュアルと科学って違うの?

スピリチュアルと、化学の違いってなんだろうか?
スピリチュアルは不思議なもの?科学は現実的なもの?

でも、電気が光ることも、車が走ることも、ぼくたちが生きていることも、不思議じゃない?

一点違うのは、説明できるかどうか。

車が走る仕組みは説明できるけど、動物の心を読める人がいる理由は説明できない。

 

過去には説明できなかったスピリチュアルも、説明できるように解明していくことで科学になっていく。

だから、僕はスピリチュアルと科学って、そんなに大きな違いではないと思う。

ジブリの映画の中で、魔女が「電気で物が動くのも、一つの魔法なのよ」と言っていた。

そういうことである。

3. 心理療法では、言葉の力がよく使われる

<心理療法とは>

心理療法(しんりりょうほう、英: psychotherapy:サイコセラピー)、精神療法(せいしんりょうほう, Psychological Treatment)、心理セラピーとは、物理的また化学的手段に拠らず、教示、対話、訓練を通して認知、情緒、行動などに変容をもたらすことで、精神障害や心身症の治療、心理的な問題、不適応な行動などの解決に寄与し、人々の精神的健康の回復、保持、増進を図ろうとする理論と技法の体系のことである。(wikipediaより)

→心理療法は、人々が抱えるあらゆる悩みに寄り添い、問題解決の手助けを「言葉」を使って行うものである、

<悩み・ニーズの一例>

・自己肯定感を高めたい
・心理学のワークの中で、ストレスに負けない自分を鍛えたい

→カウンセリングの中でも言葉が使われるし、心理学のワークの中でも、思考記録表などで言葉が使われる。

どんな風に使われるか?

・カウンセリングの中で、声と耳を通した言葉のやりとり
→聴覚言語

・試行記録表やリフレーミングのワークの中で、言葉をノートに書き込む
→視覚言語
中には、

「カウンセリングで話したところで、直接的な問題解決にはならない!」

「言葉はあてにならない。大切なのは行動でしょ」

と思う人もいると思う。それは、その通りだと思うし、心理学を学んできた僕自身もそう思っていた。
しかし、次で紹介する「行動の定義」が、その考えを覆すことになる。

 

4. 行動の定義

言葉と行動は、よく対比的に扱われる。

「言葉ではなんとでも言える。行動で示せ。」

など。

ここで1つ、行動分析学という学問による「行動の定義」をご紹介したい。

※行動分析学とは、アメリカの心理学者スキナーが始めた、人間の行動を研究する学問である。数ある心理学の学派の中で最も科学的とされている。

行動分析学による行動の定義

→「死人にはできない全てのこと」

行動分析学では、言葉を話すこと、考えることなど、動作が伴っていなくても、人がすることはすべて行動と考える。

何も言わず、考えているだけでも、脳内では神経伝達物質が行き来しており、それは「行動」と言える。

→言葉は行動と同義である。

5. 感情のこもった言葉

感情のこもった言葉は、人に勇気や感動、活力などを与える。
例えば、歌詞は同じでも、適当に歌うと心には響かず、感情を込めて歌われている曲は感動を呼ぶ。

詩や手紙にも、その人の感情が込められており、読む人に情を抱かせる。

古代ギリシアの哲学者、アリストテレスは、悲劇を鑑賞して心が洗われていく人々の様を見て、情のこもった言葉には人々の精神を浄化させ、洗練させる力があることに気づいた。そして、そのような現象のことをカタルシスと名付けた。

心を乗せた言葉は、話し方、歌い方、字の形となってそれを受け取る人の脳に認識される。
◯話し方・歌い方→音は空気の振動。話し手の思いが、空気振動となって聞き手の脳に伝わる。

◯字→視覚的な情報として、受け取る人の脳に伝わる。
ここで、情報を受け取る人に思いが伝わった時、双方にカタルシスが生じる。

とくに、人は「理解された」と感じた時にカタルシスを感じやすい。

→共感が大切。
結論: 言霊は存在する。言葉は電気信号や神経伝達物質となって人の脳内を駆け回り、それが脳から脳へと伝達されていく。

 

まとめ
言葉は、行動と同じくらい大きな力を持つ。だから、相手の言葉を受け取るにも、自分が相手に言葉をかけるにも、心を込めることが望ましい。

相手のことを理解し、相手に共感を伝えることが出来れば、人生はより豊かなものになっていくかもしれない。

詩や日記などを書いてみることによって、自分の脳の中だけでグルグルと回っている考えを、目に見える言葉として再認識できるようになるのでおすすめ。1日一言でもOK。