メンタルヘルスと関係の深い性格

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こんにちは!今回の記事では、「メンタルヘルスと関係の深い性格」について、お話ししていきたいと思います。ストレスによってうつ病などの精神疾患に陥りやすくなることは周知の事実ですが、実は、「性格」もメンタルヘルスと大きく関係しているんです。そこで今回の記事では、どんな性格の人がメンタル面で悩みやすく、どんな性格の人が悩みにくいか、解説していきたいと思います!

1.      性格がメンタルヘルスと関係する理由

まず、性格がメンタルヘルスと関係する理由について解説してみたいと思います。理由としては、

①自分の中にストレスを作り出してしまうから

②実際にストレスを作り出してしまうから

という2つが考えられるのですが、それぞれ解説していきたいと思います。

①「自分の中に」ストレスを作り出してしまうから

性格とは、その人の思考パターンを寄せ集めたものです。よって、普段からネガティブに物事を考える癖がついていると、ちょっとしたことでストレスを作り出してしまうようになります。
また、性格は「安定したその人の傾向」を示すという特徴もあるため、ネガティブに考えることが性格の一部になっている場合、「安定して」ネガティブに考え、ストレスを作り出してしまうことになります。当然、メンタル面も下がり気味になることが多くなるでしょう。

②「実際に」ストレスを作り出してしまうから

性格は、思考パターンの寄せ集めであると同時に、行動パターン寄せ集めでもあります。つまり、「攻撃的な人」というのは言い換えると、「攻撃的な発言や行動が多い人」という事になります。
逆に、「優しい人」というのは、「親切な発言や行動が多い人」ということになります。

では、「攻撃的な発言や行動が多い人」と、「親切な発言や行動が多い人」、どちらにストレスフルな出来事が舞い込んできやすくなると思いますか?

そう、「攻撃的な発言や行動が多い人」ですよね。普段から挑発しながら道を歩いている人は、勝ち気な人の反感を買う確率も高くなります。つまり、自分の性格(行動の集合体)が繰り返しストレスを作り出してしまっているのです。

これは、攻撃的な場合だけでなく、逆に「非主張的」な場合にも当てはまります。

・本当な嫌なのに嫌と言えない
・自分が欲しいものを欲しいと主張できない

などといった「行動パターン」が多いと、周囲から甘く見られ、必要以上に強く当たられたり、良いように使われてしまったりすることがあります。

これらのコミュニケーションを見直す方法としてソーシャルスキルトレーニング(SST)があるのですが、それについては過去の記事で記載しているので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

(リンク)

2.      メンタル不調と関係の深い性格

ここからは、メンタル不調と関係の深い性格を具体的にご紹介したいと思います。先程の例では、「攻撃的」「優しい」などと、やや荒削りな表現をしましたが、実際はもう少し複雑なようです。

2-1. メランコリー親和型性格

メランコリー親和型性格は、うつ病になりやすい性格として広く知られている、テレンバッハによって名付けられた性格傾向です。真面目で一生懸命に仕事や家事にあたる反面、「人に嫌われたくない」「責められたくない」「喧嘩になりたくないという思いが過度に強いため、主張が少なくなり、多くの仕事を受け入れてしまうためオーバーワークにも陥りやすくなります。

2-2. タイプA行動パターン

タイプA行動パターンは、「勤勉性」「熱中しやすさ」「競争心の強さ」「几帳面さ」などを特徴に持つ行動パターン(=性格傾向)です。
他者に対する敵意や競争心が根本にあり、うつ病などの精神疾患になりやすいだけでなく、冠動脈疾患(心臓病)を起こしやすいという特徴があります。メランコリー親和型性格と似た特徴を持ちますが、メランコリー親和型性格は「他者に嫌われることを避ける為に頑張りすぎてしまう性格」です。これに対し、タイプA行動パターンは「他者に負けたくないために頑張りすぎてしまう性格」と言い表すことができるでしょう。

2-3. 完璧主義

完璧主義も、メンタル不調と関連の強い性格として有名です。しかし、完璧主義には2つのタイプがあり、そのどちらの完璧主義を持つかによって結果は変わってきます。

2-3-1. 理想を追い求めるタイプの完璧主義

このタイプの完璧主義者は、他者からの評価ではなく、「自分の理想」を中心に据えています。よって、上手くいかないことがあっても、「どうしたら上手くいくだろう?」と前向きに考えることができるのです。例えば、野球のイチロー選手などは、このタイプの完璧主義者にあたるでしょう。このような人は、自分の中にアートを持っています。

2-3-2. 失敗を怖れるタイプの完璧主義

このタイプの完璧主義者は、基準を「自分」ではなく「他者」に置いています。よって、人からの評価を追い求めたり、失敗や失望を恐れて完璧主義になります。いつも何かから「追われている」気分になるため、メンタル不調にもなりやすくなってしまいます。

2-4. 「神経症傾向」が高い

世界で最も信頼されている性格検査として、コスタとマックレーにより開発された、「ビッグファイブ」というものがあります。この検査では、「外向性」「誠実性」「協調性」「神経症傾向」「開放性」という5つの性格傾向を測定することができるのですが、この中の「神経症傾向」は、不安になりやすかったり、気分が落ち込みやすかったりする傾向を示しており、メンタル不調と強い関連があることが認められています。

3.      メンタル不調になりにくい性格

さて、ここまではメンタル不調と深い関係のある性格をご紹介してきましたが、ここからは、メンタル不調になりにくい性格をご紹介していきたいと思います。メンタル不調を予防するうえでは、「メンタル不調と関係する性格をなくす」ことよりも、「メンタル不調と程遠い性格を身につける」ことのほうが大切と言えるでしょう。

3-1. 楽観主義

メンタル不調になりにくく、精神的な健康度を高めてくれる性格として、「楽観主義」が挙げられます。と、ここで注意していただきたいのは、「楽観的」なのは「楽天的」とは少し意味が違うということです。「楽天」というと、どこか能天気な印象を受け、解決すべき問題にも真剣に取り組まない印象を受けます。対して、「楽観」からは、「真剣に取り組むが、前向きに物事をとらえる」という響きを感じます。

「基本的に未来は明るくなる」という根拠のない自信を持ち、自分が良い方向に向かえるよう努力する傾向、これが楽観主義です。自分にとって不本意な状況が続いていたとしても、「このまま努力を続けて行けば大丈夫。未来はきっとよくなる」と希望を持つことが、精神衛生を保つ上でも最も大切です。子どもの頃から、映画やアニメの中で繰り返し「希望」が表現されていますが、結局は、シンプルに、これが一番大切なのです。

人は、2つの「空」を持っています。1つは、いつも見ている本物の「空」であり、もう1つは、自分の心の中の空です。自分の心の中の空が、「基本的に晴れている」こと、それが幸せに生きる上で最も大切なことだと僕は思っています。そして、心の中の空は、自分の考え方次第で「晴れ」にすることができます。

3-2. タイプB行動パターン

タイプB行動パターンに当てはまる人は、「穏やかさ」と「マイペースさ」を特徴に持っています。他者との比較をする傾向があまりなく、「自分は自分」でいられるため、いつも自然体で、ストレスを溜め込みにくいと言われています。

「マイペース」という言葉からは自分本位な印象を受けることもありますが、タイプB行動パターンの場合はそうではなく、相手の幸せも願うことができます。そういった意味では、「自分と他人に優しく、自然体な人」という表現がマッチしていると思います。この性格の人は不思議とリーダーを任されることも多いようです。僕は、小学校・中学校・高校などの卒業アルバムを眺めている時、校長先生のプロフィールを見ると、「温厚」と書かれていることが多いことに気づきました。これも、優れたリーダーに「タイプB行動パターン」の人が多い事を示すエピソードになるかもしれません。

4.      まとめ 〜性格はいつからでも変えられる〜

今回の記事では、メンタル不調と関連の深い性格として「メランコリー親和型性格」や「タイプA行動パターン」、「完璧主義」などをご紹介し、メンタル不調になりにくい性格として「楽観主義」や「タイプB行動パターン」などをご紹介してきました。

この記事を読んで、「自分はメンタル不調になりやすい性格だ」と思って心配になってしまった方に、お伝えしたいことがあります。それは、「性格はいつからでも変えられる」ということです。

最初の方に、性格は思考パターンや行動パターンの寄せ集めであることをご紹介したと思います。これを式にすると、以下のようになるのではないでしょうか。

 

性格 = 思考パターン・行動の寄せ集め 

 

と、いうことは!

思考パターンや行動を地道に変えていけば、必然的に性格も変わることになるのです。

思考パターン・行動の寄せ集め = 性格

 

ということになりますね。

「性格」というとどう変えたら分からなくなってしまいますが、「考え方」を変えたり、「行動」を変えることは意識的に行うことが出来ます。日々、なりたい自分にマッチした行動・思考を意識することが大切なんですね。自分の性格は自分次第でいくらでも変えていくことができます。希望を持って生きていきたいものですね!