Awarefyの評判は?臨床心理士が使ってみた感想もお伝え!

心理学

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

  • メンタルヘルスアプリAwarefyの評判を知りたい!
  • 本当に使えるアプリなの?有料版は登録すべき?

本記事では、上記のような疑問に臨床心理士が120%お応えします。

Awarefyは「メンタルケアアプリの決定版」として注目されており、「Google Playベストオブ2022」にてユーザー投票部門にノミネートされています。

ただ、本当に自分にとって効果が高いアプリなのか気になる方も多いのではないでしょうか。

Awarefyの評判・口コミや実際に使ってみての感想を心の専門家(臨床心理士)である筆者がお伝えするので、参考にしてみてください。

記事を読むことで、Awarefyのメリットや注意点を把握したうえで、最大限アプリを活用できるようになるでしょう。

目次

Awarefyでの評判・口コミ

まずは、Awarefyを使ってみて世の中の人々がどのような感想を抱いているのか、X(旧:Twitter)、App Store、Google Playの口コミをもとに解説します。

X(旧:Twitter)の評判・口コミ

X(旧Twitter)の口コミを読んでみて思ったのが、Awarefyは生活の中で心が揺さぶられた時にすぐに対処できる点で優れているということです。

誰しもが悩んだり落ち込んだりすることはあると思いますが、すぐに誰かに相談できないことも多いですよね。

Awarefyであれば、「相手に悪いかな・・」などと気にすることもありませんし、心理カウンセリングのように大きなお金がかかることもありません。

App Storeでの評判・口コミ

誘導音声がダントツでよかった

マインドフルネスを始めたくて、いろいろなアプリを試しました。海外のもの日本のもの問わず、最初はランキング上位に上がってくるメジャーどころをたくさん試しました。が、どれもしっくりこないのです。

他のアプリの誘導音声は、観念的というか、思考に頼るようなことばかり言われて、集中できないことが多かったです。

(じゃあ音声なしで瞑想すればいいのかもしれないんですが、初心者だし誘導はしてほしい)

一方で、Awarefyは、まず丁寧に呼吸にフォーカスし、瞑想モードに導き、その上で各瞑想のテーマに行く感じです。テーマに関しても、イメージの力で誘導してくれる感じでした。そのために声のトーンや言葉のチョイスも工夫されていてよかったです。

(文章の一部を引用しています)

引用:App Store Preview

悩める人、自分を変えたい人におすすめの素晴らしいアプリ

コロナ・自粛・テレワーク・残業などストレスが重なって強めのPMSが発症してしまい、心身の記録を始めたく日記アプリを探していたら、こちらに辿り着きました。

記録を続けることで、気分のアップダウンが何に起因しているか、どんな風に毎日感情が変化しているか、などを客観的に見ることが出来ます。「一人が好きだと思っていたが実はコミュニケーションがストレス解消になっていたんだ」など新しい自分を発見出来ます。もっと早く出会いたかったです。

また、プロダクトの使いやすさも抜群ですが、丁寧なカスタマーサポートやこれまでの改善サイクルのスピードにも感銘を受け、すぐにプレミアム会員登録しました。

(文章の一部を引用しています)

引用:App Store Preview

Awarefyは、マインドフルネス瞑想や睡眠導入の音声ガイドが非常に高品質という評判があります。

とくにマインドフルネス瞑想は、Awarefyの基になっている心理療法である認知行動療法、中でも「思考とうまく距離をとるテクニック」を身につけるうえで非常に重要な位置を占めています。

Awarefyの高品質な音声ガイドを活用して、ぜひマインドフルネスの感覚を身につけてみてください。

Google Playでの評判・口コミ

仕事で疲れるとメンタルが落ち、それがプライベートにも影響していたので、アプリをインストールしました。無料版しか使ってませんが、5ステップ法やAIとの会話の中で、よく分からなかった不安が言語化できたことで、必要以上に不安感が増すことが少なくなりました。このアプリに出合えて、本当に良かったと思います。  まだ、日常生活に取り入れたばかりなので、無料版の範囲で充分事足りているように感じますが、これから繁忙期で心身に負荷がかかる時期を過ごす中で、必要感が出たら、有料版も検討すると思います。

引用:Google Play

現在大鬱病と診断され治療中です。診断されるまえから心理学や認知行動療法に興味があり、インストールしましたが、まず最初に課金コースを勧めてくるので無料でどこまでの範囲が使えるのか分かりづらい。 UIが限りなく分かりにくい。脳疲労が溜まっている状態の患者が使うことを考えると親切ではない。 内容は専門的でちゃんと使えれば良いツールだと思うけど、本当にUIがダメすぎてそこまでたどり着けない人の方が多い気がする。 広告がないのはすごく良いですね。 改善を期待して★2個。

引用:Google Play

私には合ってます 小さな悩みや、他人に相談しにくい弱音などを聞いてもらいやすいです。 ただ機械的な返信になるので、タメ口の返信とかを選択できる様になると、もっと気軽に利用しやすいかと思います。 ストレスを溜め込みすぎる前に、利用するにはものすごくありがたいアプリです

引用:Google Play

Google Playの口コミを見では、気分の落ち込みや不安等を言語化することで落ち着けたという感想が印象的でした。

まさに、心理学では「メタ認知」と言って、自分自身の思考や感情の状態を客観的に眺める力の重要性が指摘されているのです。

Awarefyを活用して思考や感情を記録することで、少しずつこの「メタ認知」を高めることができるでしょう。

  • UIが分かりにくい
  • AIチャットの返答が少し機械的

上記の改善点を指摘する口コミも見られましたが、どちらも今後さらに改良されている余地の大きい分野と言えますね。

Awarefyを実際に使いながら、さらにアップデートされていく楽しみを味わうのもまた一興です。

Awarefyでできること

Awarefyの評判・口コミを見る限り、とても評価の高いアプリであることが分かったのではないでしょうか。

ここからは、Awarefyできる代表的なことを詳しく解説するので、参考にしてみてください。

思考や感情を認知行動療法のシートに沿って記録できる

Awarefyの機能としてまずお伝えしたいのが、認知行動療法のワークシートに沿って自分の感情や思考を記録できる「AIノート」という機能です。

認知行動療法では「コラム法」と呼ばれる代表的なワークを用いて、自分のネガティブな思考をより柔軟なものにしていく取り組みが行われます。

そして、Awarefy(無料版)には以下のワークシートが搭載されているわけですね。

  • 3コラム法
  • 5コラム法

嫌なことがあった時にその出来事の詳細や気分・思考、そしてより適応的な思考を書き出すワークを行うことで、少しずつネガティブ思考を克服していくことができます。

更に、有料版に登録すると以下のワークシートも使えるようになります。

  • 7コラム法
  • スリー・グッド・シングス
  • 感謝日記
  • 三行日記
  • 認知行動整理
  • 問題解決
  • やめたい行動
  • アサーション
  • DESC法

今回の記事では細かい説明は割愛しますが、どれも認知行動療法やポジティブ心理学で提唱されている実証性のあるワークです。

また、同じくAwarefyに搭載されている機能である「学習コース」を受講することで、各ワークシートの意図を理解したうえで活用できるようになります。

まずは基本の「コラム法」から練習し、徐々に他のワークにも手を伸ばしていけると良いでしょう。

コラム法そのものについては過去の記事でも解説しているので、参考にしてみてください。

24時間いつでもAIに相談できる

AwarefyにはAIチャット機能が搭載されており、24時間いつでもAIに相談できます。

個人的に、AIチャットを使用するメリットは以下の2つであると感じています。

  • モヤモヤした時に自分の気持ちを吐き出すことができる
  • AIからの問いかけに答えていく中で自分の本当の気持ちや解決までの道筋に気づける

モヤモヤした出来事があっても近くに話せる人がいないことは良くありますよね。

そんな時、AIであればいつでも好きな時に気持ちを発散し、しかも返答が返ってきます。

AIは実際の人間との会話のように、アドバイスをはじめ問いかけもしれくれます。

AIからの問いかけに答えていく中で自分の気持ちを整理し、「このあとどうしたら良いか」も明確にしていけるので、とてもおすすめな機能と言えます。

認知行動療法の学習コースを受けられる

Awarefyの目玉機能の1つに、「学習コース」があります。

「学習コース」では3日〜1ヶ月ほどの講座をアプリ上で受講し、認知行動療法の基礎理論を理解しながら、毎日の生活の中に技法を取り入れることができるようになります。

学習コースの一覧を以下に記載しました。

  • ストーリーで学ぶ「認知行動療法」のきほん(すぐに読める)
  • うつ気分に備えるスキルが身につく(1ヶ月で実践)
  • ぐっすり眠れるスキルが身につく(1ヶ月で実践)
  • 感情と思考にのみこまれないスキルが身につく(1週間で実践)
  • 自分のやる気を自分で引き出すスキルが身につく(3日間で実践)
  • 不安や緊張を和らげるスキルが身につく(8日間で実践)
  • 怒りやイライラにふり回されないスキルが身につく(7日間で実践)
  • ストレスにうまく対処するスキルが身につく(7日間で実践)
  • 嫌なできごとや考えにとらわれないスキルが身につく(7日間で実践)
  • 自信がない自分を解放するスキルが身につく(7日間で実践)
  • 人付き合いで疲れないスキルが身に付く(6日間で実践)
  • やめたいけどやめられない習慣から卒業する(14日間で実践)

魅力的な講座が多いですよね。

認知行動療法のメッカである早稲田大学と共同開発をしているので、専門的で信頼性の高い情報と言えます。

※有料版に切り替えることで、すべての講座を受講可能になります。

マインドフルネス瞑想や睡眠導入のための音声を活用できる

Awarefyにはマインドフルネス瞑想や睡眠導入のための「音声ガイド」が、なんと200種類以上も搭載されています!

一例として、一部の音声ガイドの題名を以下に記載しました。

  • 1日をはじめる前の朝の瞑想
  • 頭を切り替える瞑想
  • 評価を手放す練習

認知行動療法の中でも「第三の波」と呼ばれる「ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)」の理論に基づいた音声ガイド等も搭載されており、臨床心理士から見ても非常に充実度が高いと感じます。

ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピーに関しては過去の記事でも解説しているので、興味がある方は読んでみてください。

ストレスへの対処法をまとめておける

ストレスに対して意識的に対処することを専門用語で「コーピング」と呼ぶのですが、Awarefyにはコーピングリストをまとめておける機能があります。

例えば、以下のようなコーピングが考えられますね。

  • カウンセリングを受ける
  • 良かった出来事を書き出してみる
  • 窓から外をぼんやり眺める

「カウンセリングを受ける」のようにお金がかかるコーピングもあれば、「窓から外をぼんやり眺める」のようにすぐにできるコーピングもあります。

幅広いコーピングを日頃からまとめておくことで、いざストレスがかかった時に冷静に対処できるようになるでしょう。

記録した内容を可視化・分析できる

Awarefyには「ログ」と呼ばれる機能があり、取り組んだワークシートの内容や、その時記録した感情などを自動的に、日付ごとに一覧で表示してくれます。

一定期間の中でどのような出来事があり、どのように考え、どのように感じたのか、またどのような対処を行ったのかなどを分析できるので、自分の「傾向」を把握するのに役立ちます。

日々の記録を概観することで、点と点を線で結び、そこから見えてくる自分の課題が浮き彫りになるわけですね。

取り組み内容を自動で記録に残してくれるのはAwarefyを使う大きなメリットの1つと言えるでしょう。

Awarefyが信頼のおけるアプリであることを示す2つの根拠

Awarefyは誰でも簡単に心のケアを行えることを特徴としたアプリなのですが、「本当に効果があるの?」と疑いの目を持つ方もいるのではないでしょうか。

以下には、Awarefyが専門家から見ても「信頼のおけるアプリである」と言える2つの根拠を解説しました。

根拠①:認知行動療法をもとにしている

Awarefyは、うつ病や不安障害などへの効果が実証されている「認知行動療法」と呼ばれる心理療法をもとにして開発されています。

認知行動療法は実際に医療などの分野でも活用されており、うつ病の方などを対象に薬物療法と組み合わせながら用いられることの多い心理療法です。

Awarefyは認知行動療法の背景理論をもとにして開発されているため、臨床的な裏付けがきちんとあるわけですね。

認知行動療法そのものについては過去の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

早稲田大学人間科学学術院との共同研究から生まれた

認知行動療法のメッカと言われているのが早稲田大学であり、日本の認知行動療法の第一線で活躍する研究者が集まっています。

Awarefyは2020年5月に早稲田大学人間科学学術院の「熊野宏昭研究室」と株式会社Hakaliが共同研究を行って開発されたアプリであり、「認知行動療法の専門家の知識」が詰め込まれています。

とくに早稲田大学人間科学学術院の熊野教授はマインドフルネスやACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)など最新の認知行動療法の研究で有名な方なので、Awarefyにも最新の認知行動療法の知見が反映されていると言えます。

ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)については過去の記事でも解説しているので、ご興味のある方は読んでみてください。

臨床心理士がAwarefyを使ってみての感想

臨床心理士である筆者が実際にAwarefyを使ってみて思ったことを率直に解説してみました。

ぜひ、参考にしてみてください。

AIへの相談機能が想像以上に有益

AwarefyにはAIチャットに気軽に相談できる機能があるので試しに利用してみたのですが、想像以上に有益な回答が返ってきました。

AIとのチャットはどこか無機質で機械的になってしまう印象を持っていたのですが、良い意味で覆されましたね。

とくに、AIからの質問に対して回答していく中で、自分の考えを深掘りしていける印象を受けました。

実際、認知行動療法には「ソクラテス式問答法」と呼ばれる技法があり、セラピストからの問いかけに答えていく中で、自分自身についての気付きを得られるのが特徴です。

AIチャット機能ではまさにこの「ソクラテス式問答法」をAIが行ってくれるので、自分自身についてよりじっくりと向き合いたい方にもおすすめです。

認知行動療法のワークシートが充実

認知行動療法では様々なワークシートを使って、自分の思考や感情、行動などを書き込みながら問題解決を図っていきます。

Awarefyには「3コラム法」「5コラム法」など無料版でも十分に使えるワークシートが搭載されており、有料版に登録するとさらに細かく思考の傾向を分析できる「7コラム法」やその他ワークシートを無制限に使えるようになります。

コラム法をはじめとした認知行動療法のワークシートは実際のカウンセリングでもよく使われているものなので、効果的に「柔軟な思考」の練習をしていけるでしょう。

「ネガティブ思考に悩んでいる」という方にはとくにおすすめの機能です。

認知行動療法の学習コースが有効

認知行動療法は、相談をする側の方も背景にある理論をきちんと理解していることが重要です。

例えば、以下に示す内容は認知行動療法の基本原理になっている考え方です。

  • どのように思考するか(考えるか)が、その後の気分を決める(認知療法)
  • 不安を感じたものにあえて身をさらすことで、次第に不安は弱まっていく(暴露反応妨害法)
  • 恐怖を感じた出来事とセットで記憶されたものに、その後も恐怖反応を抱きやすくなる(古典的条件づけ)
  • 「今この瞬間」に注目することが、「グルグル思考」から抜け出す方法であり、「ネガティブ感情の制御」ではなく「価値に向かう行動」こそが重要である。(ACTの考え方)

Awarefyに搭載されている認知行動療法の学習コースなら、上記のような認知行動療法の基礎理論を段階的に理解したうえで、実践できます。

基礎理論を理解したうえで認知行動療法を実践することは本当に大切なので、ぜひ利用していただきたい機能ですね。

※「ストーリーで学ぶ認知行動療法のきほん」以外の学習コースは有料版に登録しないと受けられないのですが、個人的には学習コースを受けるだけでも、有料版の「もと」は十分に取れると思います。Awarefyの月額料金は、認知行動療法の書籍1冊分よりはるかに安価ですから(^_^;)

メンタルヘルスの専門家に相談する手前の「ファーストステップ」に最適

Awarefyは治療に代わるものではないので、深刻なメンタルヘルス上の問題がある場合は専門家に相談するのがおすすめです。

ただ、心理カウンセリングの相場は1回6,000円〜10,000円ほどと高めであり、「カウンセリングで相談するほどではないかな…?」と一歩を踏み出せずにいる方も大勢いるのではないでしょうか。

そのような方にこそ、まずはAwarefyを「ファーストステップ」として使ってみていただけたらなと思っています。

まずは認知行動療法をもとにしたAwarefyでセルフケアを実践し、それでも状態がよくならない場合は専門家に相談する、というステップを踏むことをおすすめします。

認知行動療法を行っている医療機関やカウンセリングルームに関しては過去の記事でも解説しているので、専門家を必要としている方は読んでみてください。(東京に限定しておりすいません….!やはり東京は専門機関が多いのです)

ちなみに、筆者も「心理相談室HappyFeeling(東京・横浜にて相談を行っています)」というカウンセリングルームを運営しているので、お気軽にご相談ください。

「いじめ後遺症」に特化した心理カウンセリングを行っていますが、ネガティブ思考に悩んでしまっている方であればどなたでも利用できるので、ご相談お待ちしております!

Awarefyに向いている人・向いていない人

Awarefyを利用しようか迷っている方に向けて、どのような人に向いていて、どのような人に向いていないのか解説しました。

Awarefyに向いている人

  • 思考や感情を記録しながら、自らメンタルヘルスを維持・向上するスキルを身につけたい
  • 認知行動療法について学んでみたい
  • 自分自身について記録を取ることが嫌いではない
  • どうせ使うなら、専門的裏づけのあるアプリを利用したい

Awarefyの特徴は、認知行動療法の専門性をベースに持つ点や、自分自身でメンタルヘルスを追求していける点にあります。

認知行動療法について学んだり、自分のことについて記録をつけたりすることがあまり苦ではない方にとって、Awarefyは向いていると言えるでしょう。

Awarefyに向いていない人

  • メンタル不調が深刻で、すぐにでも専門家に相談したい
  • 新たな知識を学ぶことが嫌い
  • 自分自身のことについて記録を取るのが苦痛である

Awarefyは時間をかけてセルフケアの力を向上させることができるアプリなので、「すぐにでも治療が必要」という方にとって最適な選択とは言えないかもしれません。

気分の落ち込みやその他の精神的な症状が深刻である場合、まずは心療内科や精神科を受診し、医師の判断を仰ぐようにしましょう。また、すでに精神科を受診している場合、主治医の先生にAwarefyを使うことについて相談してください。

また、新たな知識を学んだり自分自身についての記録を取ることが「苦痛」と感じる方にとって、Awarefyはあまり向かないかもしれません。

カウンセリング等を利用し、専門家とマンツーマンで心の問題に取り組むのがよりスムーズかもしれないですね。

Awarefyの活用例

Awarefyを実際の生活の中でどのように使っていくかのイメージを持てるよう、「活用例」をまとめてみました。

実際に利用する前に把握しておくとスムーズですよ。

メンタルを安定させながら仕事を続ける

仕事をしていると、社内での人間関係や自分自身の能力や結果に対する葛藤、プレッシャーなど、多くのストレスと向き合うことになりますよね。

Awarefyを使用すれば、仕事のどのような場面でストレスを感じたのかを明確にしたうえで、考え方をより柔軟にしたり、今よりも広い視野を持って解決策を考えられるようになります。

ネガティブに考えてしまう傾向を克服する

メンタル不調を抱える方の多くに共通しているのが、「思考がネガティブになってしまっており、その状態が持続していること」です。

ただ、思考の傾向は「癖」のようなものであり、もちろん一生変わらないわけではありません。

Awarefyには「AIノート」という機能が搭載されており、コラム法をはじめとした認知行動療法のワークシートに記入していく中で自然と柔軟な思考を獲得していくことができます。

また、上手に思考と距離をとるために有効な「マインドフルネス瞑想」の音声機能もついているので、柔軟な思考を身につけるだけでなく上手に思考と距離を取ることも学べます。

  • 自分のネガティブ思考に気付き、より柔軟な思考を獲得していく
  • 思考と上手に距離を取り、自分にとって大切な生き方を実践する

上記はどちらも認知行動療法が大切にしている考え方であり、Awarefyならそのどちらも学ぶことができます。

他者と良好な関係を築けるようになる

Awarefyで自分の思考や感情の傾向に気づくことで、冷静に自分自身を見つめられるようになります。

冷静に自分を見つめられるようになると心に余裕が生まれ、他者とも穏やかな気持ちで関われるようになるわけですね。すると、自然と他者との関係も改善してくることがあるのです。

例えば、「学習コース」の1つである「人付き合いで疲れないスキルが身に付く」というコースはとてもおすすめです。

6日間の実践により、認知行動療法を学びながら肩の力を抜いて自然体な自分でいるための一歩を踏み出すことができるでしょう。

仕事の人間関係、パートナーとの人間関係、育児でのストレスなど、あらゆる場面でAwarefyを通じて学んだスキルを活用することができます。

Awarefyの料金について

Awarefyはアプリをダウンロードして一部機能を使用するだけなら完全無料です。

有料プラン(プレミアムプラン)に登録すると、全ての機能を使えるようになります。

有料プランには「年間プラン」と「月間プラン」があるので、それぞれの料金を以下の表に記載しました。

年間プラン月間プラン
800円/月1,600円/月

1年単位で利用する場合、年間プランの方が1/2の値段になるのでお得と言えますね。

Awarefyは一定期間記録を続けることで効果を実感しやすいので、個人的には年間プランがおすすめです。

また、年間プランに登録すれば、有料プランに登録後7日間は無料ですべての機能を利用でき、合わないと思ったら解約すれば料金はかかりません。

有料プラン(年間プラン)に登録後5日目に無料期間終了のリマインド通知が届くようになっているので、解約し忘れも防ぐことができるでしょう。

【お申込みはこちら】

有料プランには入った方が良いの?

Awarefyの利用を検討している方にとって、「有料プランに入るべきか否か」は悩みどころではないでしょうか。

以下には無料プランだけでできることと有料プランでできることをまとめたので、判断材料にしてみてください。

無料プランだけでできること

  • AIチャットでの相談機能(制限あり)
  • チェックイン/チェックアウト機能(「今日のToBe」は使用不可」)
  • AIノート(一部ワークシートを使用可能)
  • 音声ガイド(一部音声ガイドを使用可能)
  • コーピングリスト機能(グループの追加は不可)
  • 学習コース(「ストーリーで学ぶ認知行動療法のきほん」のみ受講可能)
  • ログ機能
  • 分析機能
  • こころの状態測定(無料版でもすべてのテストを利用可能)

無料プランでも基本的な機能は利用可能であり、認知行動療法の代表的なワークシートであるコラム法や、マインドフルネス瞑想の音声等を使用できます。

また、心理テストに答えることで現在の心の状態を測定できる「こころの状態測定」に関しては、無料版だけですべてのテスト(全8種類)を受けられます。

ただ、ワークシートの内容や音声機能は一部に限られているので、長期間使っていると物足りなさを感じるかもしれません。

有料プランでできること

  • AIチャットでの相談機能(上限アップ)
  • チェックイン/チェックアウト機能(「今日のToBe」も使用可)
  • AIノート(すべてのワークシートを使用可能)
  • 音声ガイド(200種類以上あるすべての音声ガイドを使用可能)
  • コーピングリスト機能(グループの追加も可)
  • 学習コース(全12コースを受講可能)
  • ログ機能
  • 分析機能
  • こころの状態測定(すべてのテストを利用可能)

有料プランに登録すると、すべての機能に制限がなくなります。

とくに、「AIノート」「学習プラン」「音声ガイド」の機能に制限がなくなるので、かなり充実した学びと経験を得られるようになるでしょう。

音声ガイドは全200種類以上もあり、毎日の通勤や通学も楽しくなりそうです。

無料プランでも十分使えるが、有料プランのメリットは大きい

結論として、無料プランでも十分使えるものの、有料プランに登録することでより豊かな気付きを得られるようになるでしょう。

まずは無料プランで基本的な機能を体験してみて、物足りなく感じてきたら「年間プラン」に登録するのが個人的にはおすすめです。

臨床心理士である筆者からすると、ぜひ有料プランでしか受講できない認知行動療法の「学習コース」を受講してみていただきたいなと思っています。

一定期間学びにコミットするからこそ得られる対価」があると信じているからです。

最初の1週間は無料トライアルとなるため、万が一有料プランに登録したことを後悔してしまったら、1週間以内に解約すればOKです。

まとめ:Awarefyは臨床心理士から見て素晴らしいアプリ!

今回の記事では、認知行動療法アプリの決定版である「Awarefy」の評判や機能等について解説しました。

臨床心理士である筆者は、認知行動療法という効果的なアプローチがありながらも、心の問題を抱える多くの方が認知行動療法にアクセスできていないことに課題意識を感じていました。

今回ご紹介した「Awarefy」は、より多くの方が認知行動療法にアクセスし、心の問題に対処するスキルを身につける「きっかけ」を提供してくれる存在であると信じています。