「うつ」になる本当の原因とその対処法を、現役心理カウンセラーが考えてみた。

心理学

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こんにちは。「歌う心理カウンセラー」こと、臨床心理士のにっしーと申します!

都内の音楽教室の一室に住み、バンド活動をしながら臨床心理士として働いています。

心理学と音楽をかけ合わせ、みんなのハートを元気にするのが目標です!

 

今回の記事では、現役心理カウンセラーである僕が、人々が「うつ」になる本当の原因について考えてみたので、その内容を紹介していきたいと思います。

まず、「うつ病」ではなく、「うつ」と記載したのには理由があります。「うつ病」というのは精神科医によって診断がつけられた場合の名称です。

しかし、誰しもが「うつっぽく」なることはありますよね? この記事ではうつ病の診断を受けたことのある方だけでなく、広く気分の改善に興味がある方に読んでもらいたいので、単に「うつ」と記載することにしたんです。

では、本題に入っていきましょう!

「うつ」という感情を具体的に表すと、

・気持ちが落ち込んでいる

・やる気が起きない

・人と会うのがおっくうになる

・不安を感じている割合が多い

などの言葉で表すことができるのではないかと思います。気持ちが塞ぎ込んでいる状態です。

日常の中で誰しもが落ち込むことはありますが、一定期間落ち込んだ感情やネガティブな感情が続いている状態のことを「うつ」というわけですね。

ちなみに僕自身は、人間関係で悩んでいたり、冬になると、少しだけ気持ちが後ろ向きになるなぁと感じています。

一般的に「うつ」になる原因としては、

・仕事のストレス

・人間関係のストレス

・生活習慣の乱れ

・遺伝

などが挙げられます。

これらは本当に大きな原因です。

しかし、「うつ」になる原因をもっと根本的に、心理学的に考えると、ある1つの答えが出てきます。これは、僕自身が心理学を学んだり、色んなクライエントさんと接したり、自分自身の経験から導き出した僕なりの暫定の答えです。

なんだと思いますか?

 

それは、「自分に嘘をつき続ける」と言うことです。

・本当はやりたいことがあるのに、それをやらずに全く別のことばかりをしている

・本当は人付き合いがあまり好きではないのに、集団の中で無理に協調している

・本当は自由な発想を生かしたいのに、社会的な規範に無理に合わせている

・「いい人」を自動的に演じてしまっている

・本当は他者に対して怒っているのに、表向きでは笑顔で接している。

このように、自分に嘘をつき続けると、ハートが疲れていきます。そして、ハートが疲れてもう動けなくなった状態、それが「うつ」なのではないでしょうか。

風船をイメージしてみてください。風船の中には空気が入っているので、押すと弾力性を感じ、元の状態に弾かれます。これは心が健康な状態に似ています。

では、しぼんだ風船をイメージしてみてください。押しても弾力性は感じず、しぼんだままです。これは、「うつ」になった状態と似ています。

風船が常に弾力性を保つためには、定期的に空気を入れる必要がありますよね。その空気を入れる作業と言うのが、自分の好きなことしたり、好きな人といたり、話したり、自分が好きな自分でいることなのです。

日々のストレスの中で空気は少しずつ抜けていっているのに、このような「心に空気を入れる作業」をしないとどうなるでしょうか。風船はしぼんでいき、そして弾力性がなくなっていきます。

では、弾力性がなくなった風船が回復するようにするためにはどうしたらいいのでしょうか?

 

まず、風船と言う名の「心」が回復しやすくなる環境に身を置くことが重要です。ストレスを感じている人間関係があるなら、その人間関係から離れます。これ、とても重要ですよ。

人生一度きり。一緒にいる人は、あなた自身が選ぶことができるのです。苦手な人と無理に付き合うよりも、好きな人に愛を注ぎたいものです。

人間関係で悩むことも大切ですが、自分が好きではない人と無理をして付き合う必要は全くありません。大切な人だからこそ、悩む必要があるのです。ただただストレスになっている人間関係があるのなら、勇気を出して離れましょう!そこから自分の道が開けてくるはずです!

 

次に、今の自分を苦しめているなぁ、と感じる考え方をノートに書き出してみてください!

例えば、

「人にはいつも明るく礼儀正しく振舞わなければならない」

「自分は全ての人に好かれなければならない」

などの考え方です。このような考え方にはどこか極端な所があり、実は自分自身をむしばんでしまっていることが多いです。

尖った針のついた球体をお腹の中に入れて行動しているようなもんです。

 

このような、「正論のように見えて実は自分を苦しめている考え」をノートに書き込んだら、次は「その考えに対する自分の本音」を書き込んでみてください。

「人にはいつも明るく礼儀正しく振舞わなければならない」

→いや、いつもいつも明るく礼儀正しくいたら疲れちゃうよ。

「自分は全ての人に好かれなければならない」

→好きな人にだけ好かれればよくない?その方が楽しいし!

 

といったところでしょうか。

 

次に、「Want To Doリスト」を作ります

「To Doリスト」が「やらなければならないこと」を記載するリストなのだとすれば、「Want To Doリスト」は「やりたいこと」を記載するリストです。

 

あまり多くのことを書き込みすぎると、必然的に「やれなかった」ものが増え、それはそれでストレスになってしまいかねませんので、5こくらいまでにしておきましょう!

ぜひ、この作業を楽しんでくださいね♪

 

ちなみに僕のWant To Doリストは以下のようになりました。

・心理学ソングを作ってライブに出る

・スノボーに仲の良い友達といく

・森林浴をする

・日光浴仲間を作る

 

森林浴、日光浴・・とにかく僕は浸かることが好きなようですね笑

 

このようにWant To Doリストを作成したら、先ほど書いた自分の本音をモットーにして、少しずつで良いので、順に実行していってみてください。

自分が思う「こうありたい」という自分と、「実際の自分」の交わる面積が広くなっていき、しぼんでいた風船が少しずつ膨らんでいくはずです!

 

それでは、今日はうつになる本当の原因と、その対処法をご紹介しました!読んでいただきありがとうございました♪