ココルポートは本当にひどい?口コミをもとに就労支援員が徹底解説!

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  • ココルポートはひどいという口コミがあるけど、実際どうなの?
  • ココルポートの口コミや概要について詳しく知りたい!

上記のお悩みを解決する記事となっております。

就労移行支援事業所の中でもリタリコワークス やミラトレなどと並ぶ大手就労移行支援であるココルポートですが、いざ利用するとなると口コミが気になってしまいますよね。

本記事では、ココルポートのリアルな口コミやおすすめできるポイント等について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

記事を読むことで、就労移行支援事業所選びに失敗する確率をかなり下げることができますよ!

目次

【ひどい?】ココルポートはどんな就労移行支援事業所?

就労移行支援のCocorportは、リタリコワークスやミラトレ、atGPジョブトレなどと並ぶ日本の大手就労移行支援事業所の1つです。

2012年に就労移行支援サービスを開始して以来、右肩上がりに就労実績が伸び続けており、評判の高さからも注目を集めています。

まずはココルポートがどのような就労移行支援事業所なのか分かるよう、就労実績、利用対象者、利用料金について解説しました。

また、就労移行支援事業所自体の概要を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

ココルポートの就労実績

ココルポートの就労実績を以下に記載します。

  • 累計就職者数:3,755名(2024年2月時点)
  • 2022年度就職実績:709名
  • 職場定着率:87.0%(2022年4月~2023年3月までの6ヶ月定着率)
  • 就職先企業数:1,566社(2022年6月時点)

就職者数・職場定着率ともに非常に高いことが分かりますね。

「職場定着率」とは、就職後にどれくらいの方が離職せずに働き続けられているかを示す割合なのですが、障害ごとの「1年後職場定着率」の全国平均は以下のようになっています。

  • 発達障害:71.5%
  • 知的障害:68.0%
  • 身体障害:60.8%
  • 精神障害:49.3%
引用:障害別にみた職場定着率の推移と構成割合|2017年4月独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター

就労移行支援事業所を利用している方の多くは精神障害をお持ちの方であると言われていますが、精神障害をお持ちの方の1年後の職場定着率はわずか49.3%であることが分かりますね。

ココルポートの職場定着率は87.0%なので、全国平均を大きく上回っていることが分かるでしょう。

また、ココルポートの2018年度からの就職者数の推移を以下に記載しました。

<ココルポートの就職者数推移>

  • 2018年度:312名
  • 2019年度:356名
  • 2020年度:466名
  • 2021年度:637名
  • 2022年度:709名

5年連続で右肩上がりに就職者数が増えていますよね。

ココルポートが質の高いサービスを提供しており、今後も伸びていく可能性の高い就労移行支援事業所であることを示していると言えるでしょう。

ココルポートの利用対象者

ココルポートの利用対象となるのは、以下に示す障害をお持ちの方です。

  • 精神障がい
  • 発達障がい
  • 知的障がい
  • 身体障がい
  • 難病等

引用:ココルポート

他の就労移行支援事業所も同様ですが、対象年齢は18歳〜65歳までで、障害者雇用枠を含む一般企業への就職を目指していることが利用条件です。

また、現在休職しており、復職を目指している方も、役所の申請に通れば利用できます。

ココルポートに通われている方の年齢層も気になると思いますので、以下に記載しました。

<年齢別の利用者割合(2017年2月時点)>

  • 20代:33.3%
  • 30代:27.1%
  • 40代:27.5%
  • 50代:20.0%
  • 60代:1.7%
  • 10代:0.3%
引用:ココルポート

20代の方が最も多く、30代・40代・50代の方もバランス良く一定数通われていることが分かるでしょう。

年代が偏りすぎていないので、通いやすい利用者層と言えるのではないでしょうか。

ココルポートの利用料金

ココルポートの利用料金は、他の就労移行支援事業所と同様に1割を個人が負担し、9割を行政が負担する仕組みになっています。

また、生活保護受給の有無や前年度の世帯収入によって「自己負担額」が変わるので、表を以下に記載しました。

区分世帯の収入状況負担上限月額
生活保護生活保護受給世帯0円
低所得市町村民税非課税世帯(世帯収入が概ね300万円以下)0円
一般1市町村民税課税世帯(世帯収入が概ね670万円以下)9,300円
一般2上記以外37,200円

生活保護を受給している場合や世帯収入が300万円以下の場合は無料、300万円以上670万円以下の場合は自己負担上限額9,300円、670万円以上の場合37,200円となります。

ただし、自己負担上限額が37,200円の方でも、実際に上限まで負担額が達することはほとんどありません。

詳しくは、利用の前にお住まいの地域の役所にお問い合わせしてみましょう。

ココルポートは本当にひどいの?口コミから分かる実態!

ココルポートのような大手就労移行支援事業所の宿命として、ネットなどを見ると「ひどい」などの口コミが散見されることがあります。

しかし、大切なのはより多くの情報を集め、冷静に判断することですよね。

以下にはココルポートの「良い口コミ」「悪い口コミ」のどちらも記載したので、ぜひ参考にしてみてください。

ココルポートの良い口コミ

スタッフは物凄く優しくて分からないことがあったら丁寧に優しく教えてくれますおすすめぜひ行ってみてください

引用:Google map

通ってた大切な所。今の自分を変えてくれた。大好きな場所

引用:Google map

もの凄く親切、丁寧

引用:Google map

スタッフさんが親切で、お昼のお弁当が出ます🎵利用してますが、心からおすすめします‼️

引用:Google map

支援は豊富で手厚いサポートもあります。

駅近でナイスです。

引用:Google map

昨年こちらで色々なプログラム(PCスキル、ビジネスマナー等)に参加させて頂き、お陰様で生命保険の会社に転職出来ました。スタッフの皆様からの支援があったお陰です。本当に有難う御座いました。

今はコロナで大変な状況ですが、目標を立てて真剣に通所すれば必ず光は見えてきます。トレーニー(通所者)の皆様も、何か1つでも目標を立てて頑張って頂けたらと思います。

引用:Google map

見学から就労までとても気持ち良く通うことが出来た。

スタッフはしっかり寄り添って考えてくれる。

スタッフ間での情報共有がしっかりしてるので、いつ誰と話しても自分の状況を理解してくれた状態で話が出来るのでいつ行っても安心です。

最高にバランスの良いチームで、悩んでいる方がいたら一度相談をしてみることをオススメします。

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スタッフの方は、皆さん親身になって相談にのってくれます。講義も真剣に楽しくやってくれます。こちらがちゃんと本気になれば、きちんと応えてくれる熱意があります。

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机には持っていけないが、フリードリンクのサービスもある。他の事業者さんと違い、午後三時までと短め。ウォーキングプログラムや、目標設定日が毎週あり、毎日振り返りの時間もあるので、方向性をモチベーションや体調に合わせて細かく設定できる。割と職員さんが多めなので、見守ってくれていたり、悩んでると声を掛けて気遣ってくれる。

引用:Google map

障害者の為の就労支援です。

身体、精神と障害の違いはありますが

急がず焦らず、マイペースで就労準備が出来ます。

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約1年半ほど通わせていただきました。そのおかげできちんと就職まで結びつくことができました。就職してからも手厚いアフターサポートがあって、いまでもメールやお電話で相談に乗っていただいたりと助けられています。人にもよると思いますが、自分自身がどんな人間かをきちんと理解して受け止め、どのようにすれば改善や対応ができるかを考え、前に進めるかということに集中できる方であれば、胸を張って社会に出ていけると思います。スタッフの皆様には感謝してもしきれません。今後ともよろしくお願いいたします。

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スタッフさんが多く親身に話を聞いてくれ対応も良く安心して通える事業所に感じました。

今回違う事業所さんに通うことになりましたが一度見学の候補に入れて体験されることおススメします。

引用:Google map

体験3日間終えた段階ですが、とにかくスタッフの方々がとても優しく、すごく気を遣ってくださって、本当に助かります。とても良い事業所だと思います。丁寧に説明してくださったり、寄り添ってくださったりしていただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

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開所して間がない。待たずに入れる。就職率もいい。プログラムも多様。

引用:Google map

スタッフ皆さんがとても優しくとても信頼出来て利用者一人一人の障がい特性や個性をしっかりと理解して下さりとてつもなく手厚い支援が受けられます

引用:Google map

私が利用し始めてもうすぐ1年経とうとしています。スタッフの皆様がとても親切で親しみやすいトレイニーさんが何名かいて安心感が得られます。

充実したカリキュラムが多くて自分に合ったプログラム、個別訓練が選べて就活に役立つと思いました。

引用:Google map

一年間通所しました。大変有意義な一年間でした。これからの人生の指針になりました。感謝の一言に尽きます。50歳を過ぎての再就職、不安でしたが、内定をいただき、一安心です。

引用:Google map

ここの人達は対応が優しいですよ😁様々な諸事情で様々な障害を持ってしまった(多分ですが本来は持ちたくなかった様々な障害を持ってしまった)人達に対して親切に対応して下さいますから(^o^)😁

引用:Google map

ココルポートの悪い口コミ

見学の際に対応してくださった男性の方はとても丁寧で感じが良かった。

でも、電話対応の若い女性はビジネスマナーが 全くできておらず、利用者にビジネスマナーをレクチャーする前に、スタッフの教育が必要なのではないか?と思った。

引用:Google map

指導員は頑張ってくれている人もいますが、いかんせん就職が厳しいです。

引用:Google map

話を聞いてくれて解りやすく説明してくださいました。

ただ感染症対策なのか、肝心の内部は素通りを促されて様子はよくわかりませんでした。

引用:Google map

色々な病気を抱えている人が集まっているとこなので、ある意味仕方ないのだろうがやっていることがあまりにも基礎中の基礎を徹底的にやっている

この状況下なので仕方ないのかも知れないが、スキルによって授業を分けるなどしないと確実にモチベーションが下がると思う

引用:Google map

利用者やスタッフ、休み時間や余暇は面白くて楽しいですが、オフィスが古くて狭い、企業の実習先が少ないのが難点です。

引用:Google map

信頼関係が大事な、就労移行支援。

ここのスタッフは、皆、対応が嘘っぽく感じられ、誠意が感じられません

引用:Google map

口コミから言えること

ココルポートに関する良い口コミとしては、とにかく「スタッフが親切」という内容が多かった印象ですね。

また、ランチ提供があること、サービス内容が充実していることに関する口コミも多く見られました。

悪い口コミとしては「スタッフの対応や施設の環境が悪かった」というものも散見されました。

就労支援員である私から言わせていただくと、同じ運営会社の就労移行支援事業所であっても、各店舗によってスタッフや利用者さんの雰囲気、施設環境等が全く異なることがよくあります。

これは、どの就労移行支援事業所でも言えることでしょう。

だからこそ、きちんと見学をして、実際に事業所の雰囲気を見ていただくことがおすすめなのです。

コルポートの公式Webサイトはこちら。

就労移行支援のCocorport

ここがすごい!ココルポートのサービス内容

ココルポートは日本を代表する大手就労移行支援事業所の1つであり、特筆すべき点がいくつかあります。

以下にはココルポートのサービス内容の中でも際立っているものを解説していきます。

555種類以上の豊富なプログラム

ココルポートでは、職場で長期に渡って就労するために必要な力を、バランスの取れた555種類以上のプログラムを通じて身につけられます。

具体的なプログラム内容を以下に記載しました。

パソコンスキル

  • Word
  • Excel
  • PowerPoint
  • タイピング
  • データ入力
  • アンケート入力
  • ビジネス文書
  • MOS(Microsoft Office Specialist)
  • 販促チラシ作成
  • ビジネスメール
  • HP作成

実際の業務の中で使われることの多いスキルばかりですし、実際の職場では臨機応変さを求められることも多いので、広く基礎的なPCスキルを身につけられるメリットは非常に大きいです。

ビジネスマナー

  • ビジネスマナー
  • オフィスカジュアル
  • 電話対応
  • 来客対応
  • お茶出し
  • 名刺交換
  • 挨拶
  • 敬語
  • 身だしなみ
  • 報連相
  • タスク管理
  • メイク講座

細かなビジネスマナーを事前に知っておくことで、働くうえでの「不安」を取り除くことができます。

「これで合っているのかな・・?」と思いながら働く場面が多いと、心身が疲れてきてしまうわけですね。

マナーに関する知識を知っておくことで、安心して業務にあたれるようになるでしょう。

セルフマネジメント/コミュニケーション

  • SST(社会生活技能訓練)
  • JST(職場対人技能訓練)
  • グループディスカッション
  • アサーショントレーニング

職場では対人関係の悩みがつきものなので、「 SST(生活技能訓練)」などを通してコミュニケーション技法を学ぶのは非常に重要です。

とくに、ココルポートでは職場での対人技能に特化した「JST(Job Skills Traing)」に力を入れており、職場での対人関係上の不安に対する対処法を身につけたうえで就職することができます。

模擬就労

  • プラグタップ組立て・解体
  • ビーズ袋詰め
  • ボールペン組立て
  • DM宛名書き
  • CD検品
  • 領収書・納品書・請求書作成
  • 伝票整理

模擬就労とは、実際に職場で働いている状態を模して作業に取り組むプログラムを示します。

実践的な業務を経験することで自分の得意・不得意を知れるので職場選びの参考にもできますし、現状の課題点を知り、対策を立てることもできるようになります。

就職活動

  • 職業適性検査
  • 職種研究
  • 企業研究
  • 企業実習
  • 合同就職面接会
  • 履歴書・職務経歴書作成
  • 模擬面接

ココルポートは、就職活動のサポートが非常に手厚いと言われています。

履歴書・職務経歴書の添削や面接対策は当然行ってくれますが、それだけでなく職業適性検査や職種研究など、自分に合った仕事を見つけるためのお手伝いも行ってくれるのがポイントと言えるでしょう。

運動/リラックス/余暇

  • ダンス
  • 農作業
  • ウォーキング
  • 音楽療法
  • アロマテラピー

長期就労を果たすためにはPCスキルやコミュニケーションなどの「頑張るスキル」の習得も重要ですが、「リラックスするスキル」も実はとても大切です。

上記のようなプログラムを受講する中で、仕事がない休日に、効果的に自分自身をリラックスさせてあげられる方法を学べるでしょう。

ココルポートでは、ご紹介したすべてのプログラムを受けなくてはならないわけでなく、個々に作成された「個別支援計画」に基づき、自分の目標に近づくために有効なプログラムをスタッフが提案してくれます。

とても効率的な訓練のやり方と言えますね。

交通費・ランチ応援制度

ココルポートには、なんと「交通費・ランチ応援制度」があります。

通常の就労移行支援事業所では交通費とランチ代に関しては自己負担であることも多く、経済的負担として意外と大きなものとなります。

例えば、月20日間通われている方の毎日の交通費・ランチ代が以下であったとしましょう。

  • 交通費:往復400円
  • ランチ代:600円

通所した20日間の合計額は2万円になってしまいます…。

ココルポートなら交通費は事業所が負担、ランチは無料でお弁当を提供してくれるので、かなり節約になります!

就労定着支援

就労定着支援とは、就労移行支援事業所を利用して就職・復職した後も利用者さんをサポートするサービスのことです。

ココルポートでは就職・復職後1ヶ月目〜6ヶ月目までのサポートはもちろん、就職・復職後6ヶ月以降〜最長3年に渡って就労定着支援を受けることができます。

就労定着支援によるサポート内容を以下に記載しました。

  • 最低月に1回の担当支援員との面談
  • 所属先企業と連携しより働きやすい環境を模索してくれる
  • ご家族や医療機関、その他の福祉機関とも連携してくれる

ココルポートで就労定着支援を導入している事業所に関しては、なんと就労定着率が90%以上になっており、非常に有効なサービスであることが分かります。

就労定着支援の詳細については過去の記事でも解説しているので、参考にしてみてください。

ココルポートを利用するメリット

ココルポートを利用するメリットは数多くありますが、代表的なものをまとめてみたので、参考にしてください。

大手企業への就職に強い

ココルポートを利用して就職した方の多くは、障害者雇用枠にて大手企業に就職しています。

参考までに、就職先企業の一部抜粋を以下に記載しました。

赤ちゃん本舗 / イオンファンタジー / ADKホールディングス / コナカ / サマンサタバサジャパンリミテッド / GU / SOMPOチャレンジド / ソニー生命ビジネスパートナーズ / 日産自動車 / 日本生命保険 / みずほビジネス・チャレンジド / 楽天ソシオビジネス

引用:ココルポート

一度は聞いたことのある有名企業が並んでいますよね。

大手就労移行支援事業所であること、高い就労実績を誇っていることなどから企業からの信頼も厚く、大手企業での安定就労を目指したい方にはとくにメリットの大きい事業所と言えるでしょう。

プログラムを受けながら自分に合った仕事を探せる

ココルポートでは働く基礎力を身につけるためのプログラムが非常に多く、プログラム数自体が圧倒的な数を誇っています。

プログラムを受けながら自分の適性を見極めることができるので、「自分がやりたいこと・得意なことがまだ見つかっていない」という方にはとくにおすすめな事業所と言えます。

経済的負担を減らしながら通える

先ほどもお伝えしたように、ココルポートには「交通費・ランチ応援制度」があるので経済的負担を減らしながら通所することができます。

就労移行支援事業所は離職または休職の状態にないと通うことができず、利用期間中はアルバイトも原則禁止となっています。

収入がない状態で通所することになりますので、経済的負担は減らせるに越したことはないですよね。

ココルポートを利用するデメリット

ココルポートを利用するデメリットはとくに思いつきませんでしたが、強いて言えば以下の2つがあるのではないかと思います。

特定の領域に特化してはいない

ココルポートの特徴は、以下に示す2つと言えるでしょう。

  • 働くための「基礎力」を身につけることができる
  • 色々なプログラムを受講する中で自分の適性を見極められる
  • 事務職を目指している

自分がどのような仕事に向いているか分からないので、通いながら適性を知りたい方や、まずは働くための総合的な力を身につけたい方、また「とりあえず事務職が良いかな?」と思っている方に向いている事業所なのです。

逆に、身につけたいスキルが明確に決まっている方に関しては物足りなさを感じてしまうことがあるかもしれません。

とくに、ITスキルをしっかりと学びたい方には「スキル特化型」の事業所がおすすめです。

ITスキルに強いスキル特化型事業所については過去の記事でも解説しているので、参考にしてみてください。

通える範囲に事業所(オフィス)がない可能性も

ココルポートは関東、愛知、大阪、兵庫、福岡に展開している大手就労移行支援事業所ですが、もちろん事業所が展開されていない都道府県もあります。

自宅から距離が離れすぎている場合は通うことが困難かもしれませんね。

国内最大手の就労移行支援事業所であるリタリコワークスは22都道府県に展開しており全国の事業所数もより多いので、自宅の近くに事業所がある可能性が高くなります。

近くに就労移行支援事業所がなくて困っている方は、リタリコワークス の公式Webサイトも併せてチェックしてみると良いでしょう。

また、リタリコワークスについての記事も過去にアップしているので読んでみてください。

ココルポートに向いている人はこんな人!

ココルポートを利用するのに向いている人をあえて明確にすると、以下のようになるでしょう。

  • 働くために必要な力を全体的に伸ばしたい
  • ExcelやWordなど、事務職に必要なスキルを伸ばしたい
  • 障害者雇用枠で大手企業に就職したい
  • プログラムを受けながら、自分に合った仕事を見つけたい
  • なるべく経済的負担を減らして就労移行支援事業所に通いたい

まずは幅広く色々なプログラムを受講し、自分の適性を見極めつつ就職の準備をしたい方にとって、ココルポートはぴったりです!

言ってしまえば、スキルを「深める」ことに関しては就職をした後にいくらでも行えます。

大切なのは「適性を見極めること」であり、自己理解から始めたい方にはココルポートは非常に有効な環境と言えます。

ココルポートに向いていないのはこんな人!

ココルポートに向いていない方をあえて言語化するなら、以下のような方が該当するでしょう。

  • ITスキルなど、特定の領域を深く伸ばしたい
  • 働くための総合力がすでに身についている
  • すぐに働ける状態であり、就職活動に他者からの援助を必要としていない

プログラミング、Webデザイン、Webライティングなどの高度な専門スキルを身につけてIT業界に転職したいと考えている方の場合、以下のような「スキル特化型」の就労移行支援事業所がおすすめです。

また、働くための力がすでに備わっており、「就労移行支援事業所で訓練を受ける時間がもったいない!」「早く就職したい!」と思う方には転職エージェントがおすすめです。

障害者雇用に特化した転職エージェントに関しては過去におすすめ記事を書いているので、こちらも参考にしてみてください。

ココルポートを利用するまでの簡単4ステップ!

就労支援員である私から見て、ココルポートは安心しておすすめできる就労移行支援事業所です。

以下にココルポートを利用するまでのステップを解説しているので、「通ってみたいかも!」と思った方は参考にしてみてください。

もちろん、見学や体験は無料であり、無理に利用を促されることもないので、まずは気軽に「行動」してみると良いでしょう。

ステップ①:Webから見学に申し込む

ココルポートの公式Webサイトより、簡単に見学の申込を行えます。

同じ運営会社であっても事業所によって利用者さんやスタッフの雰囲気が異なることがほとんどなので、実際に見学に足を運び、事業所の雰囲気を感じとることを強くおすすめします。

スタッフも親身になって話を聞いてくれるので、自分のお気持ちを整理する機会にもなるでしょう。

当然、見学へ足を運んだからといって利用しなくてはならないなんてことはありません。

ココルポートの公式Webサイトはこちら。

就労移行支援のCocorport

ステップ②:プログラムを体験してみる

見学へ足を運ぶと、担当してくれたスタッフから「体験利用」をすすめられることがほとんどです。

体験では、実際に事業所内のプログラムを受けることができるので、より自分に合った環境であるかを詳しく知ることができるでしょう。

体験利用の期間は3日〜5日ほどであることが多いです。

もちろん体験利用した結果利用を見送る選択をするのもOKなので、気軽な気持ちで利用してみるのがおすすめです。

ステップ③:役所に利用申請を行う

体験利用を経て「この事業所を利用してみたいな」と思ったら、お住まいの地域の役所にある障害福祉課に利用申請を行う必要があります。

障害者手帳や自立支援医療の受給者証をお持ちの場合はそれだけで利用申請手続きができますが、お持ちでない場合は主治医による診断書や意見書が必要になります。

申請手続きに関しては就労移行支援事業所のスタッフが丁寧にサポートしてくれるので安心してください。

ステップ④:正式利用!

利用申請を行ってから平均2週間〜1ヶ月ほどで「障害福祉サービス受給者証」が自宅に郵送されてきます。

こちらは就労移行支援等の障害福祉サービスを受けるために必要な書類であり、受給者証の発行をもってサービスの正式利用となります。

利用初日に就労移行支援事業所にて契約手続きを行えば、晴れて正式利用となります!

ココルポートの事業所所在地

ココルポートは以下の都道府県に事業所を展開しています。

  • 東京都
  • 神奈川県
  • 千葉県
  • 埼玉県
  • 群馬県
  • 大阪府
  • 兵庫県
  • 愛知県
  • 福岡県

ココルポートの公式Webサイトより各都道府県に展開している事業所の詳しい情報も見れるので、ぜひチェックしてみてください。

ココルポートの公式Webサイトはこちら。

就労移行支援のCocorport

就労移行支援に関するよくある質問

最後に、就労移行支援に関するよくある質問を記載しました。

これから就労移行支援事業所を利用したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

利用料金はかかりますか?

就労移行支援事業所は障害者総合支援法に基づいて行われている公的な障害福祉サービスであり、一律利用者負担1割、行政による負担9割となっています。

また、生活保護受給世帯や前年度の世帯収入が300万円以下である場合、利用料金は無料となります。

月々の上限利用額は以下のように決まっているので、参考にしてみてください。

区分世帯の収入状況負担上限月額
生活保護生活保護受給世帯0円
低所得市町村民税非課税世帯(世帯収入が概ね300万円以下)0円
一般1市町村民税課税世帯(世帯収入が概ね670万円以下)9,300円
一般2上記以外37,200円

世帯収入が670万円以下の方は上限月額が37,200円になりますが、実際は週5日間フルで利用したとしても2万円ほどに落ち着くことが多いです。

今回ご紹介しているココルポートの場合は交通費・ランチ支給がありますので、上限負担額37,200円の「一般2」に該当する方も、利用料金は実質相殺されるという考え方もできるでしょう。

ご自身の詳しい利用料金については、お住まいの地域の役所で確認していただくのが確実です。

利用するにはどのような手続きが必要ですか?

就労移行支援事業所を利用するには、お住まいの地域の市役所や区役所の障害福祉課にて利用申請を行う必要があります。

申請の際には、障害者手帳や自立支援医療受給者証をお持ちの場合はいずれかの提出を行う必要があります。

障害者手帳、自立支援医療受給者証をお持ちでない場合も、主治医による診断書や意見書があれば利用申請手続きを行うことができます。

詳しくは、就労移行支援事業所の見学に行った際にスタッフの方に聞いてみましょう。

実際は、就労移行支援のスタッフが丁寧に案内してくれるので安心してください。

復職をする場合でも就労移行支援を利用できますか?

現在会社に所属しており、休職されている方でも就労移行支援事業所を利用できるケースが多いです。

市区町村によって判断が異なることもあるため、お住まいの地域の役所に相談してみると良いでしょう。

交通費や昼食は支給されますか?

交通費や昼食の支給は、就労移行支援事業所によって行っているところと行っていないところがあります。

交通費に関しては市区町村が補助をしているケースも多いですが、ランチの提供を行っている事業所は非常に少数派と言えます。

ランチを無料提供しているココルポートは、かなり手厚いと言えるかもしれません。

就労移行支援では具体的にどんなことをするんですか?

就労移行支援事業所によってサービス内容は異なりますが、各事業所に共有しているのは「就労準備性を高めるための取り組み」を行っている点にあります。

就労準備性とは、働くための準備が整っている程度のことを示しており、以下のような項目があります。

  • 健康管理・病気の管理・体調管理
  • 生活のリズム・日常生活
  • 対人技能
  • 基本的労働習慣
  • 職業適性

まずは体調管理や障害の理解、生活リズムの構築などからはじめ、徐々に就職に必要な専門的スキルを身につけるイメージを持つと良いでしょう。

上記のような取り組みを、就労移行支援事業所なら専門知識を持ったスタッフのサポートを受けながら行うことができるわけですね。

職場の紹介は行ってくれますか?

厳密には、就労移行支援は「障害をお持ちの方が就労に必要な力の訓練を行う場所」なので、職業紹介会社ではありません。

ただ、多くの就労移行支援事業所では自社内で求人を発掘しており、利用者さんにおすすめの求人があればスタッフが紹介してくれることも多いです。

ココルポートでも求人の紹介を行っていますし、就労移行支援事業所であるパーソルチャレンジ・ミラトレは大手転職エージェント「doda」の運営会社のグループなので、求人紹介に強みを持っています。

過去の記事では求人紹介に強い大手就労移行支援事業所を多数紹介しているので、参考にしてみてください。

就労移行支援の利用条件を教えてください。

就労移行支援の利用条件は以下になります。

  • 18歳以上65歳未満であること
  • 精神障害、発達障害、知的障害、視覚・聴覚障害、難病等、何らかの障害をお持ちであること
  • 障害者雇用枠を含む一般就労を目指していること

障害者手帳を持っていなくても、医師による診断書があれば基本的に利用できます。

国の補助を受けられるので経済的損失はほとんどなく、とてもおすすめなサービスです。

まとめ:ココルポートは個人的にかなりおすすめな事業所!

今回の記事では、大手就労移行支援事業所の1つであるココルポートの概要や評判について解説しました。

ネットでは「ひどい」という口コミもあるようですが、実際は利用者の満足度が高く、ココルポートを卒業して就職した方の多くは「長期就労」を実現しています。

就労支援員である私から見てもかなりバランスの取れた就労移行移行支援事業所であり、交通費・ランチ支給があるのもポイントが高いです。

通える範囲にココルポートの事業所がある方は、一度見学に足を運び、実際に雰囲気を見てみることを強くおすすめします!

ココルポートの公式Webサイトはこちら。

就労移行支援のCocorport