転職エージェントの業界大手3社の概要をご紹介

転職・キャリア形成

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臨床心理士の西井です!

転職を考えているが、どの転職エージェントを使うのが良いか分からない!

今回は上記のようなお悩みを持った方に向けて記事を書いてみました。なぜ臨床心理士が転職エージェントについての記事を書くのか疑問に思う方もいるかもしれませんが、「どこに転職するのか」というのはメンタル面にも多大な影響を与えます。

仕事には人生の中でもかなりの時間を使うことになりますよね。環境次第で、幸福度は大きく左右します。ですので、少しでも充実した毎日を送っていただくため、良い転職のために必要な情報を提供することは重要なことと考えます。

今回は、「そもそも転職エージェントとは何か?」を解説したうえで大手3社の代表的な転職エージェントに的を絞って概要をお伝えしていきます。また、後半は転職する前提として知っておいていただきたいことについても触れています。

1. そもそも転職エージェントとは?

転職エージェントとは、転職を考えている方と、転職先企業との「仲介人」を意味しています。「Agent(エージェント)」は仲介人を意味する英単語ですね。

転職エージェントに登録することで、無料でキャリアアドバイザーに相談に乗ってもらうことができ、企業の紹介や応募書類の添削、面接対策などを行ってもらうことができます。

一人で転職活動を行うのに比べ、アドバイスを受けながらすすめることができるため安心です。

2. 転職エージェントの大手3社をご紹介!

それでは、国内でも最大手といわれている転職エージェント3社の概要をお伝えしていきます!

リクルートエージェント

YouTubeより/ リクルートエージェント公式チャンネル

リクルートエージェントは、保有求人数29万件以上非公開求人数約10万件 を誇る国内最大規模の転職エージェントです。まずは特徴をざっとお伝えします。

・非公開求人数が多い

・経験豊富なキャリアアドバイザーがサポート

・履歴書・職務経歴書などの添削、面接対策などの手厚いサポート

・専門領域に特化した転職支援

とにかく保有求人数が多く、幅広い選択肢の中から転職先を選びたい方にはおすすめの転職エージェントといえるでしょう。キャリアアドバイザーは各職業領域に特化しており、公式Webサイトを見る限りはキャリアアドバイザーの専門領域として以下のような業界があげられるようです。

ITエンジニア/ 営業・事務・企画系/ 電気・電子・機械技術者/ サービス・販売・運輸業/ 金融・不動産/ 素材・食品・医薬品技術者/ プログラマー・SE/ Web・クリエイティブ系

もちろん上記以外の業界についての転職もサポートしていますが、専任のキャリアアドバイザーがいるという意味では上であげた業界に強いということは確かでしょう。

<筆者の着眼点>

個人的に気になったのが、転職支援サービス(無料)登録者が参加できる各種セミナーの存在です。

・適職診断セミナー

・自己分析セミナー

・面接力向上セミナー

などの転職に役立つセミナーを参加費無料で行っており、付加価値としてはとても大きなものなのではないでしょうか。とくに、転職にあたっては適職診断や自己分析などを行うことで「自分の軸」をしっかりと認識することが最優先なのではないかと思います。

コラム:非公開求人とは?

非公開求人」とは、転職サイトや企業の Webサイトなどに公開されていない求人のことをいいます。企業に欠員が出て募集を急いでいる時や、募集しているポストが明確である時などは、転職エージェントに非公開求人として登録した方が時間的リスクを防げることが多いのです。

公開求人では出会えないような待遇や条件であることも多く、非公開求人も視野に入れて転職活動を行うことのメリットは大きいといえるでしょう。

マイナビエージェント

YouTubeより/ マイナビエージェント【公式】

マイナビエージェントは、保有求人数76335件非公開求人37258件(2022年7月時点)の大手転職エージェントです。まずはざっと特徴をお伝えします。

・サポート期限なし

・20代の転職エージェント満足度No.1

・ヒヤリングを重視

・履歴書・職務経歴書などの添削、面接対策などの手厚いサポート

マイナビエージェントは転職経験の少ない20代の転職エージェント満足度No.1となっており、その理由は専任制のキャリアアドバイザーによるヒヤリングを重視した対応にあります。まずは職歴をしっかりと聞き、一緒に転職活動のプランを考えていきます。

そして、リクルートエージェントや後にご紹介するdodaには3ヶ月のサポート期限があるのですが、マイナビエージェントにはサポート期限がありません。

つまり、長期的にじっくりと転職活動をすすめたい方におすすめのエージェントといえますね。

キャリアアドバイザーの専門領域の一例として以下のような業界があげられます。

SE・システムエンジニア(IT・通信・インターネット)/ 機械・電気・電子・素材系/ 営業職/ 医療系専門職/ 不動産専門職/ クリエイティブ/ 経営・企画・管理・事務/ 販売・サービス/ 建築設計・土木・プリント・設備等/

出典:マイナビエージェント

これはマイナビエージェントに限らず大手転職エージェントに見られる傾向ですが、IT関連・営業・機械・販売・サービス・電子系などに強い印象があります。これらの業界の求人数が多いということも理由の1つでしょう。

<筆者の着眼点>

マイナビエージェントでは、専任のキャリアアドバイザーとは別に、応募先企業の人事担当者とやりとりをしてくれるアドバイザーも転職活動をサポートしてくれます。表に出ている情報だけではなく、実際の職場の雰囲気や担当者のお人柄なども気になるところですよね。そういったインフォーマルな部分についての情報提供をしてくれるのはプラスポイントなのではないでしょうか。

コラム:なぜ転職エージェントは無料なの?

ほとんどの転職エージェントは無料で利用することができます。無料で利用できる理由は、皆さんが実際に転職を果たし、入社した際に、その会社から「紹介料」をして報酬を受け取っているからです。この仕組みにより、誰もが無料で転職エージェントを利用できるようになっているのです。

doda

YouTubeより/ doda channel

dodaは、保有求人数187,999件、非公開求人147,541件の大手転職エージェントです。まずはざっくりと特徴をあげていきます。

・IT・Web 系の求人に強い

・レジュメビルダーや自己PR発掘診断などのツールを活用できる

・履歴書・職務経歴書などの添削、面接対策などの手厚いサポート

・外資系企業や語学を活用できる職種の求人も多数保有している

dodaも保有求人数がとに書く多く、リクルートエージェントに次いで2番目となっています。また、IT・Web系への転職を希望されている方にとっては求人数が多くおすすめです。職務経歴書を作成するための便利ツールであるレジュメビルダーや16の質問に答えるだけで自己PRに記載する内容が整理できるツールである自己PR発掘診断なども活用でき、「職務経歴書の書き方がわからない・・」といった悩みを持つ方にもおすすめです。

・大手グループ

・スポーツ

・エンジニア

・フレックス制度

・休日、働き方

・会社、職場の環境

・待遇、福利厚生

などの希望に応じた転職サポートを行っているのも特徴の1つです。

<筆者の着眼点>

転職エージェントには総合型の転職エージェント特化型の転職エージェントがあります。例えばIT業界への転職において業界経験者の場合は給料などの待遇面から見ても特化型の転職エージェントの利用が推奨されていますが、IT業界未経験の場合は求人数の数が多い総合型の転職エージェントから見つけることがおすすめされていることも多いです。dodaはとくにIT系に強いため、「IT・Web業界を希望している」+「業界未経験」という方にはとくにおすすめのエージェントです。

3. 転職エージェントの一般的な利用のステップ

はじめて転職エージェントを利用する方がイメージしやすいよう、転職エージェントの一般的な利用ステップを以下で解説していきます!

転職エージェントの「転職支援サービス」に申し込む

まずは各転職エージェントの公式サイトより転職支援サービスへの登録を行います。申し込みフォームに基本情報や希望転職時期、希望業界などを記入しているスタイルがほとんどです。

転職エージェントから電話やメールが来る

当日〜数日後の間に、転職エージェントから電話が来たりメールが届き、面談日程の調整を行うことになります。ここで、更に現在の状況などを聞かれることもあります。

キャリアアドバイザーとの面談

実際に転職エージェントの支社に足を運んでキャリアアドバイザーと面談をしたり、電話で相談したりします。ここでは、現状の確認や求人情報の紹介、今後の見通しの共有などを行います。

応募書類や面接のサポート

受ける企業が決まったら、キャリアアドバイザーに添削などをしてもらいながら、履歴書や職務経歴書の作成や面接練習などを行っていきます。

退職交渉・年収交渉など

転職エージェントによっては、現在勤めている会社の退職がスムーズにいくようサポートしてくれたり、新たな会社の年収についての希望を伝えるためのサポートをしてくれたり、代行して交渉してくれたりするケースもあります。

色々な転職エージェントがありますが、基本的にどこも以上のような流れになっていると思います。

4. 転職エージェントを選ぶ前に前提として知っておくこと

今回は大手3社の転職エージェントをご紹介していますが、最も大切なのは「自分の軸」を持つということです。転職エージェントは膨大な求人を紹介し、内定・入社の際に企業から報酬をもらうというビジネスモデルでなり立っています。ですので、「本当にその人に合った求人であるのか」ということももちろん重視はしますが、やはりそこは会社なのでとにかく早期に転職を果たしてほしいと考えるのも事実です。

そこで重要なのが、しっかりと自己分析を行い、自分の中で条件を明確にしておくことです。社会人向けの自己分析の方法に関しては過去の記事で紹介しているので、まずは自己分析からはじめてみるのも1つでしょう。

また、最近は有料のキャリアコーチングが注目を集めています。転職エージェントとは異なり利用料がかかりますが、「転職することで報酬が得られる」というビジネスモデルではないため、しっかりとキャリアに関する自己分析やキャリアプランの作成に集中した相談を提供してくれます。

個人的に気になっているのが、マジキャリというキャリアコーチングサービス。プロのキャリアコーチとマンツーマンで自己分析ツールを使いながら本当に自分に合った仕事や働き方を見つけることができます。まずはキャリアコーチングを受け、その上で転職に踏み切ることが結果的には近道になるかもしれません。

5. 複数の転職エージェントを利用するのも1つ

転職エージェントによって扱っている求人が異なっていたり、やはり人同士の関わりではあるので「キャリアアドバイザーと合わなかった」という悩みも出てくることがあります。そこで、複数の転職エージェントに登録をしておくことで、ミスマッチが起きた際にも安心して転職活動に打ち込むことができます。

6. まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事では、大手転職エージェント3社の概要についてお伝えしました。転職エージェントの利用は基本的に無料なので、まずは気軽に相談してみるのが良いのではないかと思います。仕事は人生の中で多くの時間を費やすもの。ぜひ、妥協することなく自分に合った仕事・働き方を見つけてくださいね!