心理学を恋愛に生かしてモテるための方法

心理学

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どうも!臨床心理士のにっしーです!

今回の記事では、

・心理学の知識を得て、恋愛に生かしたい

・異性にモテたい

・素敵な恋をしたい

という方に向けて、明日から使える恋愛心理テクニックと、心理学から見た「モテるための方法」をお伝えしていきたいと思います。まず、私は、モテるために大切なのは、「スキル」ではないと考えます。つまらない答えになってしまうかもしれませんが、モテるためにもっとも重要なのは結局「自分磨き」であると思うのです。しかし、異性と関係を築くための「きっかけ」として、心理テクニックは一役買ってくれるかもしれません。

よって、この記事では、前半にモテる「きっかけ」を作るための心理テクニック、後半にモテる自分になるための「自分磨き」の方法をご紹介していきたいと思います。

  1. モテる「きっかけ」をつくるための心理テクニック14選

    ここでは、モテる「きっかけ」をつくるための心理テクニックをご紹介したいと思います。モテるためにもっとも重要なのは自分磨きですが、どんなに自分を磨いていても、チャンスを作ることができなければ意味ありませんよね。なので、まずはきっかけ、チャンスを作るための方法を学んでいきましょう!

    1-1. 第一印象に気をつかう

    初頭効果・・初めて会った時の印象を、その後もずっと持ち続けると言う心理効果。

    初頭効果は、印象形成に関する心理学の理論です。上の画像を見てください。初めてのデートで、男性がこの車で迎えに来たら、二度目のデートは期待できませんよね・・。(笑)

    人には「第一印象をずっと持ち続ける」という特性があるため、恋愛においても、良い第一印象を抱いてもらうことは恋愛の成功率に大きく影響します。とくに、「清潔感」はとても重要です。とある調査によると、初対面の異性に対して最も評価が下がるのは、男女ともに「清潔感のなさ」であるようです。清潔感がない、という時点で、第一印象から「恋愛対象外」とされてしまい、更にそのイメージは持続するわけです。日頃から、清潔感には気をつけたいものですね。

    更に、スリーセット理論によれば、人は初めて会った時に相手についての第一印象を決め、2回目で印象を再評価し、3回目に定着させることが示されています。外見・内面ともに、出会ってから3回目までが勝負と考えて良いでしょう。また、「告白の成功率は3回目のデートが高い」というデータもあるようです。

    1-2. 会う頻度を上げる

    単純接触効果・・会う回数が増えれば増えるほど、相手への好意が増す、という心理法則。

    単純接触効果によれば、頻繁に会った方が、そうでない場合と比べて相手への好意や親近感が増すようです。よって、なるべくたくさんこちらから話しかけるなど、相手との接触頻度を上げることは、相手から好印象を抱いてもらう上で非常に有効なようです。

    1-3. 普段から同性の友達を大切に

    ウィンザー効果・・人は、本人が言っていることよりも、第三者が言っていることの方が信頼性が高いと考える。

    ウィンザー効果から言えることは、「普段から同性の友達を大切にしておいた方が良い」と言うことです。例えば、同性の友達と、異性とで合コンを企画したとしましょう。同性の友達が「この人は良い人だよ」と紹介してくれた場合、他の異性から見て、その言葉は非常に信憑性の高いものに聞こえるということです。普段から友達を大切にしておくことで、異性と交流の場になった時、よりポジティブな形でウィンザー効果が発動されやすくなります。

    1-4. こまめに頼みごとをする

    認知的不協和理論・・人は、「認知的に矛盾した2つの出来事に耐えらえない」ということを示した理論。

    もしあなたに、今気になっている人がいるとします。もしそうであれば、迷わずその人にお願いごとをしたり、小さな頼みごとをしてみましょう。

    これには、認知的不協和理論という社会心理学の理論が関係しています。人は、頼みごとをされ、面倒くさいことをさせられた時、「どうでもいい相手なのに面倒くさいことをさせられた」と考えるのを避けます。なぜなら、

    「面倒くさいことをしなければならない」という事実と、「相手はどうでもいい人」という事実は矛盾しているからです。

    人は矛盾に耐えられません。

    ではどうするのかというと、「相手のことを好きだから、面倒くさい頼みごとに応じているんだ」と自分の認知(考え方)を変えるのです。

    よって、頼みごとをすると、好意を持ってもらえやすくなります。気になる異性には、さりげなく頼みごとをしてみましょう。

    1-5. 相手に好意を示す

    返報性の法則・・人には、好意や自己開示を受けた時にはそれをお返ししようと思う特性が備わっていることを示した法則。

    返報性の法則に従えば、普段から相手に好意を示すことが、結果的に異性の好意を惹きつけることに繋がります。例えば、SNSで「いいね!」をされると、自分も相手に「いいね!」をしてあげたくなりませんか?これは、人間が行動に一貫性を持たせたくなる性質を持っていることに起因しています。「してもらったら返す」と言う一貫性が、私たちの頭の中にインプットされているのです。

    1-6. さりげなく、相手の仕草や言葉を真似する

    ミラー効果・・人は、相手の仕草や言動が自分と似ていると、その相手に対して親近感を覚える。

    例えば、心理カウンセリングでは、相談者が言っていることをそのまま繰り返す技法が度々使われます。例えば、相談者が「不安なんです・・」と言ったら、カウンセラーも「不安なんですね・・」と繰り返すのです。なぜこの技法があるかと言うと、相談者が安心したり、自分の気持ちを受け止めてくれたと感じやすくなるからなんです。これは、恋愛関係においても同じことが言えるわけで、相手のことをさりげなく真似する中で、「この人は自分のことを受け入れてくれる人だ」と思ってもらえやすくなるんです。

    1-7. デートは遊園地へ

    吊り橋効果・・人は、心拍数の増加を、一緒にいる相手への恋愛感情と勘違いすることがある。

    例えば、吊り橋のような高所を男女が一緒に渡ったとしましょう。恐怖心から心拍数が上がっているわけですが、その心拍数の増加を、隣で一緒に吊り橋を渡っている異性への恋愛感情と勘違いし、そのまま好きになってしまうことがあるわけです。

    このことから、私は異性とデートをするなら遊園地をおすすめしたいと思います。なぜなら、遊園地には「心拍数を上げるためのアトラクション」がたくさんあるから。特に、ジェットコースターやおばけ屋敷に入ることにより、吊り橋効果を上手に利用できるかもしれません。

    1-8. 相手の盲点となっている長所を褒めてあげる

    ジョハリの窓・・人には、「開放の窓」「未知の窓」「盲点の窓」「秘密の窓」と言う4つの窓がある。

    心理学者であるジョセフとハリスは、人には以下の4つの側面があることを発見しました。

    「開放の窓」・・他人も自分も知っている自分。例:優しい、温厚

    「未知の窓」・・他人も自分も知らない自分。例:実はギャンブルの才能がある。

    「盲点の窓」・・他人は知っていて、自分は知らない自分。

    例:自分では頭が悪いと思っていたが、周りからは頭が良いと思われていた。

    「秘密の窓」・・他人は知らず、自分だけが知っている自分。

    例:実は、一人の時間が好き。

    さて、この中で、人から言われて嬉しいのはどの窓の自分でしょうか?

    きっと、人から言われて最も嬉しいのは、「盲点の窓」の中にいる自分です。自分が知らなかったような自分の長所を教えてもらえると、「この人は自分のことをよく見てくれている」「よく理解してくれている」と感じるわけです。人が最も相手を信頼する時はどんな時かと言うと、相手に「わかってもらえた」「理解してもらえた」と感じた時なのです。

    1-9. デートに誘う時は、選択肢を与える

    ダブルバインド理論・・2つ選択肢を与えられた場合、人はそのどちらかに応えようとする。

    例えば、今週の日曜日は空いていますか?と、デートに誘ったとしましょう。この場合、相手にとっては「断りやすい誘い方」となってしまいます。では、「日曜日か土曜日、どっちが都合良い?」と聞いたとしましょう。相手は、「どちらかを答えよう」と無意識に感じてしまい、結果的にデートに応じることになるのです。

    そもそもデートに来てもらうことができなければ、チャンスを掴むこともできないですよね。きっかけとしては、有効な手段と言えるかもしれません。

    1-10. 「ギャップ萌え」を狙う

    ゲインロス効果・・人は、いい意味で相手にギャップを感じた時、相手への好意が増す。

    「ギャップ萌え」と言う言葉がありますが、これは心理学でも実証されている効果なのです。念の為お伝えしますが、洋服ブランドの「GAP」を着ればモテる!と言いたいわけではありませんよ!例えば、普段は真面目な印象の人がデートの時は少し大胆であったり、服装がとてもオシャレであったりすると、相手は「ポジティブな意味でのギャップ」を感じ、好きになってくれるかもしれません。

    因みに僕は、洋服ブランドの「GAP」も大好きです。

     

    1-11. 最初は軽めのデートから

    フットインザドアテクニック・・人は、小さな要求に応じた後だと、その後の大きな要求にも応じやすくなる。

    例えば、初デートでいきなり「温泉旅行」に誘ったとしましょう。相手はどう考えても一歩引きますよね。(笑)

    まずは、カフェでお茶をする、近くのお店で食事をするなど、軽めのデートから誘ってみましょう。その次は遊園地や水族館、といったように、徐々に大きなイベントにしていく方が、相手も安心して時間を共有してくれるようになります。

    1-12. 洒落ていて、美味しいレストランを知っておく

    ランチョンテクニック・・美味しくて雰囲気の良いレストランで食事をすると、相手への好意が増す。

    日頃から、洒落ていて美味しいレストランをチェックしておきましょう。これは、どちらかが欠けていてはダメです。例えば、雰囲気は良いけど、味はまぁまぁのレストランでは不十分でしょう。どちらも抜群に良いレストランを確保しておくのです。すると、相手をデートに誘った時、「レストランでの素敵な経験」と、「隣にいるあなた」が関連付けられて、好意を持ってもらえる可能性が高くなります。

    1-13. デートの最後に、誠実に「今日はありがとう」と伝える

    ピークエンドの法則・・終わりよければ全てよし。最後の印象が良ければ、家に帰ってからも良い印象をキープしてもらえる。

    デートの途中で何か失敗してしまったとしても、諦めないでください!というのも、別れ際に良い印象を持ってもらえれば、その後も良い印象をキープしてもらえることが多いからです。最後をしっかりきめましょう。「今日は楽しかった」「ありがとう」などと、心を込めて、相手の目を見て感謝の言葉を伝えることが大切です。

    1-14. あえて、障壁を利用する

    (なぜ・・こうなった・・?)

    ロミオとジュリエット効果・・人は、行動を禁止されると、その行動を行いたくなる。

    これを恋愛に例えると、何かしらの障壁が2人の間にある方が、その人と恋をしたくなるということです。そこでおすすめなのは、「こちらから先に、帰らなければならないことを告げる」こと。「今日はそろそろ帰ろうか」と、あえてこちらから切り出すのです。すると、相手は「もっと遊びたかったけど帰らないといけない」という気持ちになり、「またデートしたい」という気持ちが強くなります。

    2. 「心理テクニック」は1つのステップにすぎない

    ここまで、恋愛のきっかけを作るための14の心理テクニックをご紹介してきました。しかし、これらのテクニックは「1つのステップ」にすぎません。どんなにテクニックを使えても、日頃から自分を磨く努力をしていなければ、いつかは見破られてしまいます。という訳で、ここからは、「テクニック」に頼らない、本当のモテる方法をお伝えしていきます。

    2-1. 世界的ベストセラー著書「7つの習慣」から学ぶこと

    世界的にベストセラーを更新し続けている、スティーブン・R・コヴィー氏による著書「7つの習慣」では、仕事や恋愛において成功を収めるには、「私的成功」と「公的成功」が必要であることを説いています。

    私的成功・・自分だけの日々の努力で収めることができる成功。

    例:人に優しくする。勉強や仕事をコツコツ頑張る。決めた目標を実行する、等。

    公的成功・・人との関係性の中で収めることができる成功。

    例:まずは相手のことを理解し、相手にも理解してもらう。相手にも自分にもメリットが生まれるように考える、等。

    そして、私的成功があってはじめて、公的成功を得ることができると説いています。

    恋愛は、人との関係で出来上がるので、「公的成功」ですよね。そして、恋愛という名の公的成功を手にするには、まずは私的成功に注意を向ける必要があることが分かってきます。つまり、「自分磨きをしっかり行う」ということが、異性にとって魅力的な人間になる上で最も大切なのです。

    7つの習慣は素晴らしい本ですが、少々読むのが大変であり、普段からたくさん本を読んでいるわけではない場合は少しハードルが高いかもしれません。

    僕は、まずこちらの簡略版を読み、その後で原著を読むようにしました。

簡略版はイラストがたくさんで読みやすく、とてもおすすめですし、こちらを読んでから原著を読むことで、より理解も深まります!

 

2-2. 精神科医バーンズ先生から学ぶこと

 

次に、僕が最も尊敬している心の専門家である、アメリカの精神科医バーンズ先生からも「恋愛」について学んでみたいと思います。

バーンズ先生は、著書「孤独な人が認知行動療法で素敵なパートナーを見つける方法」の中で、このような事を述べています。

①「自分との時間」を大切にできる人に、人は魅力を感じる

まず、素敵な恋人に出会うためには、自分との時間、つまり1人の時間を大切に出来るようになる必要があるのです。これはどう言うことかというと、「自尊心」を育めている人というのは、「一緒にいてくれる誰か」がいなくても、自分の世界を素敵なものにして行けるんだとか。

そして、「素敵な自分の世界」を持っている人に、異性は惹かれ、「孤独は嫌だー!君が必要なんだー!」と言っている人からは、皮肉にも異性は逃げていくんだそうです。だから、趣味を持ったり、部屋を綺麗にしたり、自分の時間を磨いていくことはとても大切です。

②ファッションに気をつかう

自分を可愛く見せたり、自分をかっこよく見せたりすることを躊躇していませんか?バーンズ先生によれば、服装に気をつかって素敵な自分を演出することでも、自尊心を回復させ、魅力的な自分を育むことが出来るそうです。無意識に、「僕なんて地味な服が丁度いいんだ」「私は派手目な服は似合わないから」と思ってしまうこともありますが、そう言った「守りの自分」を超えて、周囲の「ファションセンスのある人」や雑誌などから「自分の魅せ方」を学んでみてください。努力は自分を裏切らないのです。

バーンズ先生の専門である認知行動療法は、考え方や行動を変えることで気分を改善させる心理療法なのですが、専門色の強いこのような本の中で、「ファッションに気を遣う」と言う言葉が出てきたのは、とても新鮮でした。

③笑顔で快く人に接する/爽やかに挨拶をする

頭の中に思い浮かべてみてください。「笑顔で挨拶する異性」と「うつ向いて挨拶しない異性」どちらに魅力を感じますか?やはり、笑顔と挨拶は基本です。

また、あなたは魅力的な異性に話しかける事を躊躇したことがありませんか?「自分から話しかけたところで、拒絶されるだけだろう・・」こんな風に考えて、チャンスを逃していませんか?認知行動療法では、このようなものの考え方を「否定的な自動思考」と言います。まずは、この否定的な自動思考に気づき、「拒絶されてもいい。挑戦が大事なんだ」「フラれたら、また違う人にアプローチすればいいじゃないか」と、前向きな思考に考え方を変えて、行動に移していくことが大事なんだそうです。

④フラーティングを行う

フラーティングとは、「良識をわずかに外れた、快活で親愛のこもったふざけ合い」の事を言います。日本の文化では、フラーティングを行うと「ナンパ者」と言われてしまったりして、軽蔑の的になってしまうことがあるかもしれません。しかし、フラーティングには、異性の緊張を解き、話しやすくしてあげる紳士的な側面があるのです。いきなり真面目に話されるよりも、少し冗談混じりに話す方が、より自然体に関係を構築していきやすくなるのです。また、異性に感じさせる魅力も高まるようです。

この本を読んでいて、素敵な恋をするためには、まずは自分との時間(=1人の時間)を充実させる、という考えは新しくて普遍的だなぁ、さすがバーンズ先生だなぁと思いました。

興味がある方は、ぜひ原著を当たってみてください。巷の「恋愛雑学」からは得られない、「本当の情報」を得られるはずです。

そして、お気づきでしょうか。バーンズ先生があげているポイントは、全て自分でできる努力、つまり7つの習慣でいう「私的成功」にあたるのです。

「素敵な恋愛をしたいなら、自分磨き」これが、このブログの中で僕が最も伝えたかったことです!

3. まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、「モテたい!」という方に向けて、心理的なテクニックや基本的な考え方をお伝えしました。「心理学」と聞くと、相手の心を動かしたり、好きにさせたりすることができる手品のようなものを連想する方もいるかもしれませんが、実際は、「自分をコントロールするための学問」が、心理学であるように思うのです。相手の心を操るためではなく、自分に自信をつけたり、異性に積極的にアプローチする勇気を得るために心理学を活用することが、素敵な恋愛に繋がってくるのではないかと思うのです。

この記事を読んでくれている皆さんが、素敵な恋愛を経験される事を願っています!