東京の就労移行支援事業所おすすめ11選!【就労支援員が厳選】

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  • 東京都内で就労移行支援事業所を探しているけど、数が多すぎてどこが良いか迷っている

就労移行支援事業所は全国に3,000箇所以上あり、東京だけでも300箇所以上あると言われています。

東京都内で就労移行支援事業所を探している方にとって、選択肢が多すぎて迷ってしまいますよね。

本記事では、東京にあるおすすめの就労移行支援事業所を、現役就労支援員である筆者が厳選して11社ご紹介します!

事業所選びに失敗したくない方は、ぜひ読んでみてください。

目次

就労移行支援事業所とは?

就労移行支援事業所とは、障がいを持つ方が、障害者雇用枠での就労を含む一般企業での就職を目指して長期就労に向けた訓練や就職活動の準備をする障害福祉サービスです。

ここで言う「障害」とは、以下のようなものを示します。

  • うつ病や適応障害などの精神疾患
  • 身体障害
  • 知的障害
  • 発達障害
  • 視覚・聴覚障害など

就労移行支援は、障害者総合支援法に基づき、厚生労働省が一般企業に委託をして行っている障害福祉サービスです。

よって、利用者は国からの受給(訓練料金の代理支払い)を受けることができ、無料または経済的ダメージ減らした状態で利用できるので、近年利用する方が非常に多くなっているのです。

東京の就労移行支援事業所がおすすめな理由

就労移行支援事業所は日本全国にありますが、東京にある就労移行支援事業所に通う場合、以下のようなメリットがあります。

とにかく選択肢が多い!

東京は、日本の中でもとくに就労移行支援事業所が多いです。

よって、より多くの選択肢の中から自分に合った就労移行支援事業所を選べるわけですね。

  • 事務系の職種に強い就労移行支援事業所
  • IT・Webデザイン関係の職種に強い就労移行支援事業所
  • 障害への理解を深めることに特化した就労移行支援事業所

上記のように就労移行支援には色々なタイプがあるのですが、東京ならすべてのタイプの事業所があるので、より自分の目的にマッチした事業所を選びやすくなるでしょう。

通いやすい(東京近郊在住の場合)

東京にある就労移行支援事業所は、電車で通いやすい場所にあることが多いです。

ほとんどの事業所が、利用者さんにとって通いやすいように駅から徒歩圏内に位置しているので、東京へのアクセスが良い方や東京に住んでいる方にとってはメリットが大きいでしょう。

都内にある主要駅には必ず就労移行支援事業所があると言っても、言い過ぎではないかもしれません。

通勤訓練になる

とくに、東京都内での就労先を探している方にとって、都内の就労移行支援事業所に通うメリットは大きいです。

東京はとにかく人が多いですよね。どこの駅に行っても必ず多くの人がおり、電車も常に混んでいます。

だからこそ、就労前に満員電車や人混みを経験しながら通所することで、いざ働きはじめた時に離職中の生活とのギャップが少なくなるのです。

「自分は職場に通えそうだ!」という自信になります。

大手が多い

大手の就労移行支援事業所は、東京に複数の事業所を抱えています。

大手であるということは、サービス内容の完成度が高く、多くの方が就労を果たしており、連携している求人も多いということですよね。

東京には安心感のある大手就労移行支援が多いので、事業所選びに失敗してしまうリスクが少ないです。

東京の就労移行事業所おすすめ10選

それでは、東京でおすすめの就労移行支援事業所を10社に絞って解説していきます。

選択の基準としては、以下のポイントを重視しました。

  • 就労実績の高さ
  • サービス内容の充実度

とくに、サービス内容に関しては心理士である筆者は実際に就労支援の現場で心理学に関するプログラムを複数行ってきているので、個人的におすすめだと思ったポイントも盛り込んでいきます。

LITALICOワークス

LITALICOワークスのデータを以下に示します。

  • 累計就職者数:1万人以上
  • 定着率:88%(2022年度実績)
  • 利用者満足度:92%(2021年度実績)
  • 東京都内の事業所数:18事業所

LITALICOワークスは、北は北海道から南は沖縄まで、全国展開している業界最大手の就労移行支援事業所です。

圧倒的な規模と確かな就労実績、企業インターン(職場体験実習)の累計実績は4,500カ所以上など、業界最大手の利点は就職活動の優位性に直結します。

LITALICOワークスのイチオシポイント

LITALICOワークスには、企業インターンと言って、実際に企業で「実習生」として業務を体験できるサービスがあります。

取引先企業の実績は累計4,500カ所であり、豊富な選択肢の中から実習先を選び、実際に働いてみて自分の適性を確認できるのは、とても「効率的な」適職の見つけ方なのではないかと思います。

  1. 200以上のプログラムで働くスキルを身につける
  2. 企業インターンで身につけたスキルを実践して適性を見極める

上記の手順を踏むことで、職場とのミスマッチを防ぎ、結果として長期就労につながっているわけですね。

LITALICOワークスの就労実績の高さは、企業インターンというサービスそのものと、業界最大手ならではのインターン先の選択肢の多さ、そして200以上の充実したプログラムにあるのではないかと、個人的には踏んでいます。

東京にあるLITALICOワークスの事業所一覧

LITALICOワークスの都内事業所を以下に記載しました。

  • 中目黒
  • 新宿三丁目
  • 日暮里
  • 高田馬場
  • 新橋
  • 秋葉原
  • 水道橋
  • 錦糸町
  • 赤羽
  • 五反田
  • 蒲田
  • 大塚
  • 新宿南口
  • 三鷹
  • 府中
  • 八王子
  • 立川
  • 立川北

合計:18事業所

都内に18事業所もあるので、ご自宅から通いやすい事業所を見つけやすいですよね。

LITALICOワークスの公式Webサイトより無料デジタルパンフレットの請求や無料就職相談を行えるので、興味がある方はチェックしてみましょう。

LITALICOワークスの公式Webサイトはこちら

障害者のための就労移行支援事業所 LITALICOワークス


ココルポート(Cocorport)

ココルポートのデータを以下に記載します。

  • 累計就職者数:3,372名(2023年8月時点)
  • 就職者数:709名(2022年度)
  • 定着率:87%
  • 東京都内の事業所数:14事業所

Cocorport(ココルポート)は累計就職者数が3,372名に達しており、高い就労実績を誇る大手就労移行支援事業所です。

ココルポート独自のおすすめできるポイントがあるので、順に解説していきますね。

ココルポートのイチオシポイント

ココルポートのサービス内容で特筆すべきは、プログラム数がなんと555種類以上もあることです!

業界最大手であるLITALICOワークスであってもプログラム数は200種類以上であることを考えると、異例のプログラム数と言えるでしょう。

  • PCスキル
  • コミュニケーション
  • 就職活動
  • ビジネスマナースキル
  • セルフマネジメント
  • 余暇
  • 模擬就労
  • e-ラーニング

プログラム内容の内訳は上記の通りであり、基本的なビジネスマナーやPC講座など、オフィス系の職種に活かせるものが多いです。

更に、就職後も6カ月に渡って面談や企業担当者との調整を通して就労定着をサポートしてくれる「就労定着支援」、交通費支給やランチ提供などを行っており、利用者に寄り添ったサービス体制を整えています。

ココルポートの就職者数は2018年度の312名から2022年度の709名にかけて右肩上がりに上昇しており、サービスが優れていることを示していると言えるでしょう。

東京にあるココルポートの事業所一覧

ココルポートの都内事業所を以下に記載しました。

  • 町田駅前Office
  • 北千住Office
  • 新小岩駅前Office
  • 調布Office
  • 府中駅前Office
  • 新板橋駅前Office
  • 国分寺駅前Office
  • 目黒駅前Office
  • 赤羽Office
  • 三鷹駅前Office
  • 日暮里Office
  • 八王子駅前Office
  • 八王子第2Office
  • 立川駅前Office

合計:14事業所

ココルポートの都内事業所数は14事業所あり、LITALICOワークスの18事業所に迫る勢いです。

交通費補助やランチ提供などのサービスも嬉しいですよね。

まずは公式Webサイトより見学に申し込んでみるのがおすすめです。

ココルポートの公式Webサイトはこちら

障がい者の就職を支援する就労移行支援事業所 Cocorport(旧社名:Melk)

atGPジョブトレ

atGPジョブトレのデータを以下に記載します。

  • 1事業所あたりの平均年間就職人数:24名(全国平均は3.4名)
  • 事務職での就職率:94.5%(2019年9月〜2020年8月の就職データ)
  • 定着率:91.4%(2019年度実績)
  • 東京都内の事業所数:6事業所

atGPジョブトレは、障害者に特化した転職エージェントであるアットジーピー【atGP】を運営している株式会社ゼネラルパートナーズによる就労移行支援事業所です。

上記のように、各障害に特化したコースを設けているのが、atGPジョブトレにしかない魅力と言えるでしょう。

長期就労に向けて自身の障害について理解を深め、就職先に配慮事項などについて説明する力を身につけられます。

また、IT系職種やWebデザイナーなどへの転職するためのスキルを身につけることに特化した「atGPジョブトレIT・Web」も運営しており、利用者さんのニーズをピンポイントで押さえた就労移行支援事業所です。

atGPジョブトレのイチオシポイント

atGPジョブトレが突出している点は、やはり障害別のコースを設けていることでしょう。

障害によって企業の配慮事項なども変わってくるので、障害別のコースがあるというのは理にかなっているのです。

また、事務職での就職率が94.5%と非常に高いのもポイントですね。

実際の職場を想定した模擬就労訓練や企業実習などを通して、実践的に事務職を目指せるのもかなり大きな強みです。

更に、atGPジョブトレを運営している株式会社ゼネラルパートナーズは障害者雇用に特化した転職エージェントであるatGPエージェントも運営しています。

一般的な就労移行支援事業所では事業所内で訓練を行い、ハローワークなどでの就職活動をサポートするケースが多いです。

しかし、atGPジョブトレを利用していれば、障害者雇用について精通した転職サービスであるatGPエージェントをそのまま活用して就労につなげられるので、「訓練」だけでなく「職場の斡旋」までトータルに行ってくれるのが素晴らしいポイントですね。

東京にあるatGPジョブトレの事業所一覧

atGPジョブトレの都内事業所を以下に記載しました。

<うつ症状コース>

  • 秋葉原

<発達障害コース>

  • 秋葉原第2
  • 大手町

<統合失調症コース>

  • お茶の水

<聴覚障害コース>

  • 大手町

<難病コース>

  • お茶の水

<atGPジョブトレIT・Web>

  • 渋谷
  • 秋葉原

合計:6事業所

コースによって事業所が異なるので注意してください。

自身の障害に該当するコースが通いやすい距離の事業所にある場合は、とてもおすすめです。

atGPジョブトレの公式Webサイトはこちら

職場定着率91%!障害別専門支援の就労移行支援サービス【atGPジョブトレ】

ルミナス秋葉原

ルミナス秋葉原は、2022年9月にオープンした、新しい就労移行支援事業所です。

以下のようなメリットがある注目の事業所なので、紹介しておきますね!

  • 交通費・ランチ支援制度あり
  • コミュニケーションプログラムに力を入れている
  • シノケングループならではの豊富な実習先を提供

就労支援員である筆者からしても、上記はとても魅力的な特徴であるように思います。

詳しく以下に解説していきます!

交通費・ランチ支援制度あり

ルミナス秋葉原では交通費・ランチ支援制度を行っているため、通所に必要な交通費やランチは無料です!

例えば通所に必要な往復交通費が500円、昼食代が500円、1日1,000円を使ったとしましょう。

週5日就労移行支援に通うと、1ヶ月あたりにかかるお金は下記のようになります。

  • 交通費およびランチ代1,000円×20日間=20,000円

実は、交通費とランチ代だけで月に2万円ほど取られてしまうんですよね・・

ルミナスなら、上記が「無料」になるので節約しながら通所できます。

コミュニケーションプログラムが豊富

職場でのコミュニケーションが上手くいかなくて、働き続けるのが難しくなった….」というお悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。

ルミナス秋葉原では安定的な就労においてコミュニケーションがとくに重要と考え、以下のようなプログラムを提供しています。

  • 認知行動療法
  • WRAP
  • SST(ソーシャルスキルトレーニング)
  • アサーション
  • アンガーマネジメント

とくに、認知行動療法やSSTは、メンタル面の安定において必須スキルであると心理士の資格を持つ筆者は考えています。

  • 認知行動療法:自分自身の「もののとらえ方」を柔軟にしていくことで、長期的な気分の安定を目指す。
  • SST(ソーシャルスキルトレーニング):コミュニケーションにおいて困ることの多い場面をもとにロールプレイを行い、より適切なコミュニケーションを身につけていく。

ルミナス秋葉原は、きちんと上記のような心理学的裏付けのあるコミュニケーションプログラムを提供しており、安心感があります。

シノケングループならではの豊富な実習先を提供

ルミナス秋葉原の運営会社である株式会社ルミナスは、あらゆる事業を幅広く手掛ける「シノケングループ」の一部です。

シノケングループの事業内容を以下に記載しました。

  • 人生100年時代を見据えた資産づくり
  • ゼネコン
  • エネルギー
  • 高齢者・障がい者施設の運営
  • 不動産ファンド

上記のように多彩な事業を行っているシノケングループだからこそ、30社以上のシノケングループ関連企業への実習が可能になっています。

豊富な職場での実習を通して自分の「強み」を見つけ、強みを活かした就労ができるようになるわけですね。

個人的に、かなり魅力的なポイントであると感じています。

ルミナス秋葉原の所在地

ルミナス秋葉原の住所および交通アクセスを以下に記載しました。

<住所>

  • 〒101-0032 東京都千代田区岩本町三丁目4番1号サンネットビル2階

<交通アクセス>

  • 都営新宿線「岩本町駅」から徒歩2分
  • 東京メトロ日比谷線「秋葉原駅」から徒歩5分
  • JR山手線/京浜東北線/総武・中央線「秋葉原駅」から徒歩7分

とてもおすすめ度の高い事業所だけに、つい熱く語ってしまいました…。

ぜひ一度は見学に行っていただきたい事業所です!

ルミナス秋葉原の公式Webサイトへ

キズキビジネスカレッジ

キズキビジネスカレッジのデータを以下に記載します。

  • 就職率:約83%
  • 定着率:100%!
  • 従業員数1,000人以上の企業への就職:約40%
  • 一般雇用での就職率:44%

データを見て分かるように、キズキビジネスカレッジでは従業員数の多い大企業への就職や、一般雇用での就職者の割合が多いという特徴があります。

就労移行支援事業所に通いつつ、長期就労というだけでなくキャリアアップも目指したい方に向いていると言えるでしょう。

そして、定着率が100%と非常に高い理由は、適性の把握と専門スキルの習得の双方を行える点にあります。

キズキビジネスカレッジのイチオシポイント

キズキビジネスカレッジでは、以下に示す専門スキルを学ぶことができます。

  • 会計/ファイナンス
  • 英語
  • Webマーケティング
  • Webライティング
  • Excel/PowerPoint基礎

この記事を書いている私は副業を行ってきているので分かるのですが、上記のスキルは、どれもこれからの時代に汎用性の高いスキルなんですよね。

つまり、どこの企業に行ってもニーズの高いスキルであり、フリーランス志向の方も身につけておくと有利なスキルです。

キズキビジネスカレッジでは、まずはプログラムを受講して自分の適正を見定めたうえで、演習を通して集中的に「仕事で使えるレベル」へとスキルを磨いていくこともできます。

東京にあるキズキビジネスカレッジの事業所

キズキビジネスカレッジは、「新宿御苑校」「新宿校」「横浜校」「大阪校」の合計4校展開しています。

都内である新宿御苑校、新宿校の住所・アクセスを以下に記載しました。

<新宿御苑校>

  • 住所:東京都新宿区四谷4-31四谷TSビル1F
  • アクセス:丸ノ内線「新宿御苑駅前」2番出口 徒歩5分/ 各路線「新宿三丁目駅」C5番出口 徒歩10分/ 各路線「新宿駅」中央東口 徒歩15分

<新宿校>

  • 住所:東京都新宿区新宿5-10-14 新宿NTビル4F
  • アクセス:各路線「新宿三丁目駅」C7番出口 徒歩5分/ 丸ノ内線「新宿御苑前駅」1番出口 徒歩10分/ 各路線「新宿駅」東口 徒歩12分

ぜひ、一度見学に行ってみてもらいたい事業所の1つです。公式サイトより見学予約を申し込んでみましょう。

また、キズキビジネスカレッジの口コミ等については過去の記事でも解説しているので、気になった方は読んでみてください。


パーソルチャレンジ・ミラトレ

パーソルチャレンジ・ミラトレのデータを以下に記載します。

  • 就職率:85%(全国平均は53%:平成30年度社会福祉施設等調査)
  • 定着率:90%
  • 利用者満足度:90%
  • 東京都内の事業所数:3事業所

パーソルチャレンジ・ミラトレは、国内大手の転職エージェントである「doda」を運営するパーソルグループの特例子会社であるパーソルダイバース株式会社が運営している就労移行支援事業所です。

ミラトレのイチオシポイント

ミラトレを運営するパーソルダイバース株式会社では、これまで1,000名以上もの障害を持つ方を採用してきており、障害を持つ方の就労に習熟しています。

プログラムはオフィスワークを中心とした実践的な内容が多く、模擬就労や企業実習を通して自身の強みや弱みを把握できるので、自分に合った仕事を実践を通して知ることができるわけですね。

とくに模擬就労プログラムにこだわっており、パーソルダイバース株式会社で採用されている障害を持つ社員が実際に行っている作業を経験できる仕組みになっています。

かなり実践的に仕事を体験したうえで適職を見定められるのは大きな強みと言えるでしょう。

また、業界最大級の取引先企業を持つ障害者特化型の転職エージェントである「dodaチャレンジ」も運営しているので、かなり広い選択肢の中から就労先を提案してもらえます。

東京にあるミラトレの事業所一覧

ミラトレの都内事業所を以下に記載しました。

  • ミラトレ上野
  • ミラトレ大井町
  • ミラトレ三鷹

合計:3事業所

事業所によって雰囲気が異なることもあるので、同じミラトレでも複数の事業所を見学し、雰囲気が自分に合っているか確かめてみるのもおすすめです。

ミラトレの公式Webサイトはこちら

働く未来をあきらめない就労移行支援【パーソルチャレンジ・ミラトレ】

ウェルビー(welbe)

(画像引用: ウェルビー)

ウェルビーのデータを以下に記載します。

  • 累計就職者数:6,251名
  • 定着率:91.3%(2023年8月時点)
  • 全国の事業所数:108事業所
  • 東京都内の事業所数:3事業所

ウェルビーは、全国に108事業所を展開する大手就労移行支援事業所です。

累計就職者数も6,251名と非常に実績の高い事業所なので、安心して利用できる就労移行支援事業所と言えるでしょう。

CMでは女優の前田敦子さんが出演し、話題となりました。

ウェルビーのイチオシポイント

ウェルビーのプログラムは、「土台となる力」「仕事のスキル」「ベーシックトレーニング」「オフィスワークシミュレーション」など、基礎的な訓練から実践的な訓練まで、段階的に進めていけるよう工夫されています。

まずは職場でのマナーやコミュニケーションなどの働くための基礎的な力を身につけ、そのうえでPCスキルや作業能力を高めていけるわけですね。

最終的には「オフィスワークシミュレーション」を通して実際の就労を体験し、より自分に合った職種を導き出すことができるシステムになっています。

これまで働いたことがなく、基本的な働くスキルから学び、事務職や作業系の職種を希望している方にも自信を持っておすすめできる就労移行支援事業所です。

東京にあるウェルビーの事業所一覧

ウェルビーの都内事業所を以下に記載しました。

  • 秋葉原駅前
  • 町田市役所前
  • 町田駅前
  • 池袋
  • 荻窪駅前
  • 三鷹
  • 八王子駅前
  • 府中駅前
  • 北千住駅前
  • 錦糸町
  • 渋谷
  • 蒲田

合計:12事業所

23区外にも事業所があるので、通いやすいと感じた方も多いのではないでしょうか。

資料請求や見学はもちろん無料なので、一度は足を運んでみてもらいたい事業所の1つです。

ウェルビーの公式Webサイトはこちら

ディーキャリア(d-career)

(画像引用: ディーキャリア)

ディーキャリアのデータを以下に記載します。

  • 就職率:記載なし
  • 定着率:92.2%(2021年度実績)
  • 全国の事業所数:93事業所
  • 就職時平均給与:19.3万円
  • 東京都内の事業所数:17事業所

ディーキャリアは、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)を中心とした発達障害を持った成人の方を対象とした就労移行支援事業所です。

ディーキャリアを利用後就職した方の就職時の平均給与額は19.3万円であり、平均的な障害者雇用での給与よりも高くなっており、質の高いプログラムを提供していることが伺えますね。

ディーキャリアのイチオシポイント

ディーキャリアでは、発達障害の特性により働き辛さを感じている成人の方を対象に、以下に示す3つのコースを設けています。

  • ライフスキルコース
  • ワークスキルコース
  • リクルートコース

ライフスキルコースで自身の特性やどのように生きていきたいかについての理解を深め、ワークスキルコースでは実践訓練を通して自身の特性を上手くカバーしながら働くスキルを身につけます。

そして、ディーキャリアは6,000件以上の独自求人を保有しているので、そのまま就職活動へと進むことが可能なのです。

発達障害を持つ成人の方で、働き辛さを克服して自分らしい就労を果たしたい方には自信を持っておすすめできる就労移行支援事業所です。

東京にあるディーキャリアの事業所一覧

ディーキャリアの都内事業所を以下に記載しました。

  • 秋葉原オフィス(千代田区)
  • 芝浦オフィス(港区)
  • ITエキスパート田町オフィス(港区)
  • 品川サウスオフィス(品川区)
  • ITエキスパート中野オフィス(中野区)
  • 池袋オフィス(豊島区)
  • 西日暮里オフィス(荒川区)
  • 平井オフィス(江戸川区)
  • 八王子キャンパス(八王子市)
  • ITエキスパート八王子オフィス(八王子市)
  • ITエキスパート八王子第二オフィス(八王子市)
  • 立川オフィス(立川市)
  • 武蔵境オフィス(武蔵野市)
  • 府中オフィス(府中市)
  • 町田オフィス(町田市)
  • ワーク国立オフィス(国立市)
  • 国立キャンパス(国立市)

合計:17事業所

発達障害に特化した事業所で17事業所もあるというのは、個人的に驚きでした。

また個人的な意見として、発達障害の特性による働きづらさを抱えていらっしゃる場合、発達障害の専門支援を行っている事業所を選ぶのがおすすめです。

なぜなら、発達障害の場合は一般的なコミュニケーションスキルやストレスマネジメントスキルを学ぶことよりも、障害特性を理解し、特性をカバーしつつ強みを生かせる「代替手段」や「環境調整」がより重要となるからです。

ディーキャリアの公式Webサイトはこちら

manaby

(画像引用: manaby)

manabyのデータを以下に記載します。

  • 累計利用者数:2818名(2023年7月末日時点)
  • 定着率:85.7%
  • 在宅就労率:20.4%(就職者に対する割合)
  • 東京都内の事業所数:3事業所

manabyは、「自分らしい学び」「自分らしい働き方」を重視した就労移行支援事業所です。

個別ブースでのe-ラーニング学習を訓練の中心に据えているので、就労移行支援事業所で他者とコミュニケーションをとることに自信がない方も、安心して利用できます。

就職者のうち在宅就労率は20.4%であり、将来的に在宅で仕事をしたいと考えている方にも向いている事業所と言えるでしょう。

manabyのイチオシポイント

manabyでは個別ブースでのe-ラーニング学習が基本となりますが、市販の動画を提供しているわけではありません。

manabyが独自開発しているコンテンツであり、集中しやすさへの配慮、聞き取りやすさへの配慮、分かりやすさの配慮など、利用者が少しでも使いやすいように開発を重ねているのです。

manabyの個別ワークで学べる内容を以下に示しました。

  • デザイン
  • Web制作
  • プログラミング
  • 事務

上記のようなスキルを身につけ、将来的には在宅で仕事をしたいと考えている方にも合っているサービスと言えるでしょう。

また、事業所内では参加自由の各種講座や茶話会などにも参加できるので、就労に向けて他者との交流に慣れておくことも可能です。

無理なく他者と関わりながら就労準備をしたい方にぴったりですね。

東京にあるmanabyの事業所一覧

manabyの都内事業所を以下に記載しました。

  • 秋葉原事業所
  • 駒込駅前事業所
  • 府中駅前事業所

合計:3事業所

manabyでは独自開発のe-ラーニングに加え、ダイアローグ(対話)を重要視しているというポイントもあります。

支援員との面談、ワークを通して「自分らしさ」と向き合いたい方にも向いているでしょう。

manabyの公式Webサイトはこちら

リエンゲージメント

(画像引用: リエンゲージメント)

リエンエンゲージメントは、一般社団法人リエンゲージメントが運営する就労移行支援事業所です。

株式会社ではなく一般社団法人が運営する就労移行支援は本記事の中では異色なのですが、医療との連携が豊富であること、臨床心理士や公認心理師などの専門資格を持ったスタッフが在籍していることなどを強みに持つので、ご紹介しておきます。

※就労実績に関する記載は、公式Webサイトにはありませんでした。

リエンゲージメントのイチオシポイント

リエンゲージメントをおすすめしたい理由は専門性の高さにあります。リエンゲージメントグループには、以下のような機関が所属しています。

  • 新宿御苑前リワークセンター
  • ブレインケアクリニック
  • 新宿御苑前カウンセリングセンター

医療機関やカウンセリングセンターとの連携により、かなり専門性の高い体調を整えるためのプログラム、メンタルを整えるためのプログラムが充実しているので、一例を以下に示しますね。

<身体面へのアプローチ>

  • 社会リズム療法(ARM)
  • 栄養療法
  • 自律神経のコントロール
  • BNT(ブレインネットワーキングトレーニング)など

<精神面へのアプローチ>

  • 認知行動療法
  • マインドフルネス
  • アサーショントレーニングなど

上記のような、医師や心理士が提供するプログラムが充実しているだけでなく、ビジネスマナーや就職活動のサポートも行ってくれます。

医療的・専門的ケアの安心感を重視して就労移行支援を選びたい方には、リエンゲージメントはとてもおすすめです。

東京にあるリエンゲージメントの事業所一覧

就労移行支援事業所であるリエンゲージメントは1事業所のみであり、住所は以下になります。

  • 東京都新宿区新宿2丁目15-2岩本和裁ビル4階

精神科・心療内科であるブレインケアクリニックや新宿御苑前カウンセリングセンターなどがエンゲージメントグループの一員であるため、心理カウンセリングや心理検査、各種身体検査などを受けやすいメリットがあります。

リエンゲージメントの公式Webサイトはこちら

Kaien

(画像引用: Kaien)

Kaienのデータを以下に記載します。

  • 就職実績:約2,000人(過去10年の就職者数)
  • 就職率:80%
  • 離職率:9%(1年後)
  • 就活期間:9ヶ月
  • 東京都内の事業所数:12事業所

Kaienは、発達障害の特性を「強み」として活かすことを理念に持つ歴史ある就労移行支援事業所です。

個人の強みを生かして多様な業界への就職を成功させており、卒業生の3人に1人が給与20万円以上という実績を誇っています。

Kaienのイチオシポイント

Kaienをおすすめするポイントは、100種類以上もある職業訓練の中から自分に合った作業を経験し、適性を見極められる点にあります。以下には、Kaienの職業訓練で体験できる作業の一例を記載しました。

  • 経理
  • 人事
  • データ分析
  • 伝統工芸
  • 軽作業など

更に、生活スキルを高める講座や働くスキルを高める講座、そして就職活動をサポートする講座など100種類以上の講座を開講しており、発達障害の特性を活かしつつ業務に就くのに十分な環境が整えられています。

マイナーリーグという独自求人を紹介する転職エージェント事業も行っており、発達障害についての理解がある厳選された求人を紹介してくれます。

発達障害の就労支援において深い素養を持つKaienはとてもおすすめな就労移行支援事業所です。

東京にあるKaienの事業所一覧

Kaienの都内事業所を以下に記載しました。

  • Kaien上野
  • Kaien秋葉原
  • Kaien秋葉原サテライト・ガクプロ本部
  • Kaien池袋
  • Kaien市ヶ谷
  • Kaien新宿・ガクプロ新宿
  • Kaien代々木
  • Kaien立川・ガクプロ立川
  • Kaien八王子
  • SOM立川
  • HQ拠点
  • 相談支援事業所

合計:12事業所

都内主要駅に複数事業所を展開しており、通いやすいと感じた方も多いのではないでしょうか。

発達障害の特性を活かして働きたい方は、ぜひ公式Webサイトより無料説明会に応募してみてください。

Kaienの公式Webサイトはこちら

東京の就労移行支援事業所を選ぶ際のポイント

東京でおすすめの就労移行支援事業所を9社ご紹介してきました。

かなり絞って9社ですが、最終的には1社に絞ることになりますよね。

最終的に1社に絞る際のポイントをご紹介しているので、参考にしてみてください。

大手の就労移行支援事業所が無難

個人的には、迷ったら大手の就労移行支援事業所にするのがおすすめです。

大手の就労移行支援が良い理由を以下に示しました。

  • 就労実績が高い
  • サービス内容が洗練されている
  • 取引先企業が多い

大手の就労移行支援事業所の就労実績が高いというより、就労実績が高いからこそ、大手になっていると言えるのです。

同様に、就労実績が高いということは、サービス内容が洗練されていると言えますね。

例えば、全国展開しており毎回列が出来ているラーメン屋さんがあるとしましょう。そのラーメン屋さんが規模を拡大できているのは、ラーメンが美味しいからに他なりません。

そして、大手の就労移行支援事業所は社会的な信頼が厚いので、多くの就労先や実習先と繋がっています。それだけ、自分に合った就労先に出会える確率が高いということなのです。

複数の就労移行支援事業所を見学する

この記事でご紹介しているのはかなり厳選された就労移行支援事業所ですが、更に1つに絞るには、複数の事業所を見学してみて、「フィーリング」で決めるのがおすすめです。

人と人には相性があり、皆が「良い人」と言っていても、自分には合わないということがありますよね。

それと同じように、就労移行支援事業所も社会的な評価が高くても自分には雰囲気が合わないということもあるかと思いますので、実際に事業所に足を運んでみて、「フィーリング」を確かめてみると良いでしょう。

また、同じ運営会社でも、どのような支援員がおり、どのような利用者さんがいるかによって場の雰囲気は変わります。

よって、同じ運営会社の違う事業所を複数見学してみるのもおすすめです。

目的に沿った事業所選び

通う事業所を決める前に、「自分はなぜ就労移行支援サービスを利用したいのか?」と自問してみましょう。

事務職を目指したいなら大手の総合型就労移行支援がおすすめですし、自身の障害についての理解を深め、障害をカバーしながら働きたいなら障害特化型の就労移行支援がおすすめです。

発達障害の特性を活かして働きたいなら発達障害の支援に特化した就労移行支援事業所を選ぶべきですし、IT・Web関連の会社に転職したいならスキル特化型の就労移行支援一択です。

「自分が2年後どうなっていたいか」を思い描き、その未来に最短で近づける事業所を選びましょう。

就労定着支援を行っているか

就労定着支援とは、就労移行支援事業所を卒業して就労を果たした方が、長期就労を果たすために受けられるサービスです。

最長3年半に渡って就労移行支援事業所の担当者と面談を行い悩みを相談したり、より働きやすい環境づくりのために会社の方との仲立ちをしてくれることもありメリットが大きいので、就労定着支援を行っている事業所を選びましょう。

例えば、大手就労移行支援事業所であるココルポートでは、2021年4月から就労定着支援を導入し、就労定着支援を導入した事業所については定着率が90.6%にまで上昇しています。

引用:Cocorportの就職実績について|Cocorport

ランチ提供・交通費支給の有無

就労移行支援サービスを利用している間は原則アルバイトは禁止です。

就労していない期間は、どうしても経済面の不安が強くなってしまいますよね。

毎日通所する場合、昼食代や交通費は意外とばかになりません。

就労移行支援事業所によっては無料のランチ提供や月々上限1万円までの交通費支給を行っている事業所もあるので、見学時に質問してみましょう。

東京の就労移行支援事業所の利用手順

就労移行支援事業所の利用をスムーズに開始できるよう、東京都内における就労移行支援の一般的な利用手順を解説します。

ステップ①:インターネットで調べて資料請求

本記事のようなWebサイトなどを参考にして、自分に合うと感じる就労移行支援事業所を見つけましょう。

多くの就労移行支援事業所では公式Webサイトから資料請求ができるので、まずはパンフレットを無料請求し、事業所のサービスが自分に合っているかどうか見定めていきます。

ステップ②:見学・体験

パンフレットを見て自分の目的に合っていると感じた事業所を中心に、見学・体験に申し込みましょう。

ご自身が利用を検討している就労移行支援事業所に電話で問い合わせてみるのも良いですし、公式Webサイトの予約フォームより見学予約を行ってもOKです。

見学と体験の違いを以下に示しました。

  • 見学:事業所の大まかな雰囲気を確かめ、担当者との面談でサービスについての説明を受ける。
  • 体験:実際に事業所のプログラムに参加して半日もしくは1日事業所で過ごしてみる。

多くの事業所では、見学を行った際に体験を進められます。

見学してみて「良さそうだな」と思ったら、そのまま体験にも申し込みましょう。

もちろん、見学も体験も無料です。

ステップ③:役所に利用申請

体験は数日間行える事業所が多いです。

1日体験してみて利用を決める方もいれば、何日か利用して慎重に利用を検討する方もいらっしゃいます。

事業所の担当者から利用意志を聞かれた際に、このまま利用したいと思ったら役所に就労移行支援の利用申請を行います。

具体的には、就労移行支援サービスを利用するには「障害福祉サービス利用受給者証」を発行してもらう必要があるのです。

手続きの流れについても事業所の担当者が丁寧に教えてくれるので安心してくださいね。

ステップ④:利用開始

役所での利用申請が通り、受給者証が発行されれば、就労移行支援事業所を利用するための準備が整ったことになります。

利用初日に事業所の担当者から利用契約についての案内があるので、案内を受けて契約書や重要事項説明などにサイン・印をすれば正式に利用開始となります。

ちなみに、役所に利用申請を行ってから、受給者証が発行されるまでの期間も「実習」という扱いでプログラムを受講できることが多いです。

就労移行支援事業所の料金について

最後に、気になると思われる就労移行支援事業所の料金についても触れておきます。

就労移行支援事業所は厚生労働省が管轄している障害福祉サービスであり、ほとんどの利用料が国から支給される仕組みになっています。

多くの方が無料で利用していますが、前年度の世帯所得によっては月々の負担上限月額が決められているので、以下に表を記載しました。

区分世帯の収入状況負担上限月額
生活保護生活保護受給世帯0円
低所得市町村民税非課税世帯(世帯収入が概ね300万円以下)0円
一般1市町村民税課税世帯(世帯収入が概ね670万円以下)9,300円
一般2上記以外37,200円

負担上限月額とは、「いくら就労移行支援を利用したとしても、これ以上の自己負担額はかからないよ」ということを示す額になります。

例えば、世帯での収入が概ね300万円以上で670万円以下の場合、月に何回就労移行支援事業所を利用したとしても、9,300円以上の自己負担額はかからないということになります。

ご自身の就労移行支援事業所の自己負担額を知りたい場合は、お住まいの地域の役所にある障害福祉課にお問い合わせしてみましょう。

引用:障害者の利用者負担|厚生労働省

まとめ:東京は就労移行支援の激戦区!悔いのない選択を

本記事を最後までお読みいただきありがとうございました。

東京は数多くの就労移行支援事業所がある「激戦区」である分、どの就労移行支援事業所が自分に合っているのかと悩んでしまいますよね。

ぜひ、今回ご紹介した就労移行支援事業所も参考にしながら、自分自身の目的に沿った就労移行支援を選択していただけますと幸いです。

就労移行支援の利用期限は「一生に2年」と決められており、自身の理想のキャリアに近づくためのとても重要な時間になるでしょう。

見学や体験を積極的に行い、悔いのない選択をしていただけることを願っています。