認知行動療法を受けられる東京の施設を、臨床心理士がまとめて紹介!

心理学

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東京で認知行動療法を受けられるオススメ施設が知りたい!

という方のお悩みを解決できる記事になっています。

なぜなら、この記事を書いている私は心理士として活動してきており、業界についての知識が浸透しているからです。

この記事では、前半に認知行動療法を受けられる場所にはどんな場所があるのかを解説したうえで、「認知行動療法で有名な施設」「保険適用で認知行動療法を受けられる医療機関」「認知行動療法を受けられる民間カウンセリング」「認知行動療法を受けられる大学院付属の心理相談室」を、それぞれ具体的に紹介していきます。

この記事を読めば、認知行動療法を継続して受けるうえで重要となる「信頼できるセラピスト」に出会うきっかけを得ることができます。

また、当ブログでは心理学を学んでみたい社会人の方や、心理カウンセラーのお仕事に興味がある方に向けた情報を発信しています。過去に「心理学の学び方」についてご紹介している記事もあるので、ご興味のある方は読んでみてください。

1. 東京で認知行動療法を受けられる場所って?

認知行動療法のカウンセリングに興味は持っているけれど、どんな種類の機関で受けるのが良いのか、いまいちパッとしない方も多いのではないでしょうか。せっかく認知行動療法という優れた治療法があるのに、それに出会う方法が曖昧なのは、とても残念なことだと感じています。まずは、認知行動療法を受けることができる機関の種類と、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説していきます!

1-1. 医療機関

まず、認知行動療法を受ける上で最初に浮上するのが医療機関です。特に、精神科や心療内科、メンタルクリニックなどの「心」を扱う医療機関ですね。現在の精神科・心療内科・メンタルクリニックでは、薬の処方と合わせて、カウセリングを勧める医療機関も増えています。

ポイントは、「認知行動療法を保険適用で受けることができるのか、自費診療で受けるのか」といったところでしょうか。医師が認知行動療法を行うクリニックでは認知行動療法を保険診療で行い、心理士が認知行動療法を行っているクリニックでは、自費で認知行動療法を行うことが多いようです。

保険診療で認知行動療法を行う際のメリットは、値段が1500~3000円ほどと、値段が抑えられることです。デメリットとしては、10〜30分程度の短いセッションである可能性が高いことです。

逆に、自費診療として心理士の認知行動療法を受ける際のメリットは、50分〜1時間ほどしっかり時間をとってもらえることであり、デメリットは50分~1時間ほどで6000円〜8000円ほどと、値段が一気に上がることです。

1-2. 民間の心理カウンセリング

ネットで「認知行動療法 カウンセリング」などと検索すると、「○○心理オフィス」といったような名称のカウンセリング機関が出てくるのではないかと思います。こういった民間の心理カウンセリングは医療機関ではなく、自費でのカウンセリングを行っている機関になります。

カウンセリングを行う上で、必ずしも資格が必要なわけではありません。なので、心理カウンセラーの資格を持っていなくても自身にとって良いカウンセラーなら問題ないと思います。ただし、臨床心理士や公認心理師が在籍していることは、その機関の信頼度を表す指標としては重要であると思います。

料金は1回50分ほどで8,000円〜10,000円ほどと、かなり上がってきます。しかし、待ち時間が短く、カウンセリング時間もしっかりと取ってもらえる傾向は強いようです。

1-3. 大学院付属の心理相談室

「あまりお金はかけられない」「でもしっかりした認知行動療法を受けたい」そう思っている方に個人的にオススメしたいのが、大学院付属の心理相談室です。臨床心理士を養成する大学院には一般の方が相談を受けられる心理相談室を併設していることが多く、1回3,000円ほどの料金で心理カウンセリングを受けることができます。

大学院生の実習機関として機能しているために、カウンセリングの担当者が臨床心理士を目指す大学院生になる可能性はあります。ただ、臨床の第一線で活躍する教授の指導の上、カウンセリングが行われることになっているので安心です。

更に、状況によっては学生ではなく、心理士の資格を持った教員がカウンセリングの担当になることもあるようです。

※それぞれの大学院の教員会議で決められることが多いため、各大学院によって方針は異なると思います。

それでは、東京で認知行動療法を受けられる場所にはどんなところがあるのか分かったところで、オススメの機関を具体的に紹介していきたいと思います!

2. 認知行動療法で有名な東京の施設

まずは、東京の認知行動療法を行っている医療機関や相談室の中でも、「認知行動療法と言えばここ!」と言われるような、有名な医療機関、心理相談所などを紹介していきたいと思います。知名度が高いが故に待たされることもありえますが、安心して受けられると思います。

国立研究開発法人 国立精神・神経医療開発センター付属
認知行動療法センター

日本における認知行動療法の第一人者である大野裕先生が顧問を務める認知行動療法センターは、日本を代表する「認知行動療法を提供している病院」と言って差し支えないでしょう。認知行動療法センターでは、認知行動療法の提供に限らず、認知行動療法に関する研究、認知行動療法を行うことのできる専門家の育成などを行っており、しっかりと訓練を積んだ臨床心理士や公認心理師がカウンセリングを行ってくれます。 

認知行動療法センターで受けることのできる認知行動療法は、大きく2つに分かれているようです。

①個人療法

→個人で認知行動療法を基本としたカウンセリングを受けることが出来ます。カウンセリングを受けるには、主治医の同意が必要のようです。また、料金は自費負担となっており、1回あたり通常診療の診療に加えて5,500円支払う形となっているようです。詳しくは公式ホームページからご確認ください!

②グループ療法

→グループで行う認知行動療法も行っているようです。

①こころの健康プログラム

精神的な健康を保つための秘訣を、認知行動療法の知識も交えながら知ることができるプログラムのようです。保険診療で受けることが可能で、全5回のプログラムです。

②成人ADHDのCBT(P-SKIP)

成人のADHDを対象とした全6回のプログラムであるP-SKIPでは、計画的に作業に取り組むスキル、作業に集中するスキルなど、ADHDの特性に対する対処法をグループで身につけていくことができるプログラムです。

③対人関係のCBT(P-STAR)

成人のASDを対象とした全12回のプログラムであるP-STARでは、相手の感情を読むことや、円滑にコミュニケーションを取ることなどを、4〜8人で学んでいくことができるようです。

以上、認知行動療法センターは研究機関でもあるため、常に最新の知識がアップグレードされており、信頼のおける施設であると言えそうです。個人での認知行動療法はもちろん、発達障害の特性に応じたグループ療法が用意されているのもポイントです。

東京認知行動療法センター

東京認知行動療法センターも、東京を代表する認知行動療法を受けられる施設と言えるでしょう。施設長である下山晴彦氏は、長年東京大学大学院の下山研究室にて研究や専門家の育成に力を入れてこられた方です。日本の臨床心理学・認知行動療法の業界の中で中心的な役割を担ってきた方であることは間違いないと思います。

東京認知行動療法センターで認知行動療法を担当しているカウンセラーは、全員が臨床心理士または公認心理師の有資格者であり、東京大学大学院臨床心理学コースの卒業生であることが多いようです。

認知行動療法の実践については幅広い視点で考えており、時に認知行動療法に限定することなく、クライエント様に合わせてオーダーメイドの心理療法を提供しているようです。

原井クリニック

原井クリニックの院長である原井宏明医師は、強迫性障害への行動療法において、34年の経験と実績を持つ名医です。エクスポージャーを中心とした行動療法を匠に用いることで定評があります。エクスポージャーとは、不安や恐怖を感じる場面に治療的に身を曝し、症状の軽減を図るタイプの治療法です。強迫性障害を始め、社交不安症やパニック症への効果が高いと言われています。

原井院長は、「動機づけ面接」と呼ばれる、患者様自身の自発的なモチベーションを高め、症状軽減に向かう行動を増やしていくことを促す面接法のパイオニアであり、これまで数多くの患者様を強迫性障害を中心とした精神疾患から救ってきました。

×心や脳を変える ○人々の生活が変わる

×癒しを与え治療を施す ○人が自ら喜びを見出す

という信念を持たれており、患者様の自主性、権利を第一に考えていることが伺えます。とくに、強迫性障害、社交不安症、パニック症、○○恐怖症といった「不安」や「恐怖」に関連するお悩みの場合、原井クリニックを強くおすすめします。

原田メンタルクリニック

原田メンタルクリニックの院長である原田誠一医師は、これまでに培ってきた豊富で幅広い臨床経験と、認知行動療法を用いた治療で定評のある先生です。過去に著した書籍も多数あり、「症例から学ぶ統合失調症の認知行動療法」という書籍も見られることから、統合失調症や耳鳴り、幻聴などの精神症状への治療も得意とされていることが伺えます。

その他にも、複雑性PTSDや強迫性障害についての書籍も出版しており、認知行動療法という専門性を持ちつつ、豊かな臨床経験を通して得た臨床能力が卓越しているようです。

更に、このクリニックの口コミを見ると「星5つ」がずらりと並んでおり、書き込みを読んでみると、

「むやみに薬を出そうとせずにじっくり話を聞いてくれる」

「いつも物腰が柔らかく、笑顔であたたかく接してくれる」

といった先生の人間性の素晴らしさを表す記述が並んでおり、治療スキルだけでなく、患者様への接し方へも定評のある先生であることが伺えます。

希望者には、保険適用内にて診察とセットで心理士によるカウンセリング(20分ほど)も行っているようです。心理士によるカウンセリングも、口コミの評価が高いです。

心の悩みを相談する場所なのだから、病院や先生も「心」で選びたいですよね。きっと、あなたの心に優しく寄り添ってくれるクリニックだと思います。

綾瀬駅前診療所

綾瀬駅前診療所を長年運営し、日本認知・行動療法学会の元理事長である熊野宏昭医師は、マインドフルネス認知療法やACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)など、新しいタイプの認知行動療法(第三世代の認知行動療法)のパイオニアとしても有名です。心療内科として火曜と金曜の15:00〜18:00まで診療を行っており、初診後のケースカンファレンス(専門家同士で行うケース会議のようなもの)で有効性が認められた場合には、カウンセラーによるアクセプタンス&コミットメントセラピーやMCT(メタ認知療法)などを受けることが出来ます。

早稲田大学大学院にて認知行動療法の専門家を目指す大学院生の実習施設としても機能していますが、必ず臨床心理士や公認心理などの有資格者とペアを組んでカウンセリングを担当することになっているようです。

3. 保険適用で認知行動療法を受けられる東京の医療機関

次に、保険適用で認知行動療法を受けることができる東京の医療機関をご紹介していきます。保険適用される場合、費用を抑えながら認知行動療法を受けられるというメリットがある一方、カウンセリングの時間は実費負担の場合と比べて10分から30分ほどと短めになるところが多いことは、考慮する必要がありそうです。

※記載の内容は、あくまで筆者が調べた結果であり、詳しい情報は医療機関の情報をご自身でしっかりと見ていただいたり、確認していただくことを必ずするようにしてください。あくまで「参考」にしていただけますと幸いです。

さくまクリニック

さくまクリニックでは、保険証を使える認知行動療法を行っているようです。院長先生が認知行動療法やマインドフルネスに深い関心があり、薬だけの治療に限らず、薬物療法と認知行動療法を併用していくことを大切にされています。

認知行動療法の対象となるのは、さくまクリニックで日頃から診察を受けている患者さんになります。認知行動療法を用いたカウンセリングは院長自らが行い、時間は30分〜50分ほどのようです。

「マインドフルネスを用いた個人通院精神療法8週間集中コース」では、保険診療で毎週1回約1時間、固定した曜日と時間帯でマインドフルネスのプログラムを受けることができるようです。毎週、1回40分ほどの時間を要する瞑想のホームワークが出されることもあり、受ける側のモチベーションの高さ等も重要となるとのこと。診察で主治医の先生とよく相談してから受けることが大切のようです。

個人的な感想にはなりますが、院長自らが認知行動療法やマインドフルネスをここまで時間をかけて実施してくれる医療機関はすごいと思います。院長先生の精神療法への情熱や、患者様への思いやりを感じずにはいられません。

目黒心療クリニック

目黒心療クリニックは、目黒駅近くに位置している心療内科です。こちらの院長先生も、投薬治療だけに頼らない精神医療を大切にされており、自ら認知行動療法の面接技術を専門機関にて高めてこられたとのこと。正規の、構造化された認知行動療法を保険適用で受けることができるようです。

先ほどご紹介したさくまクリニックとも共通するところですが、院長自らが認知行動療法を施行してくれるクリニックは、患者さんサイドになって考えてみたときに、なんだか安心感があります。

こちらのクリニックでも、認知行動療法を受けられるのは、日頃から診療を行っている患者さんのようです。厚生労働省が指定している内容に沿って行っており、毎回40〜50分の面接を16セッションほど行うのが通例とのこと。また、通常診療の中でも認知行動療法の考えを取り入れながら診てくださっているようです。

ストレスケア東京 上野駅前クリニック

上野駅から徒歩1分という好立地に位置するストレスケア東京上野駅前クリニックは、思春期専門の精神科クリニックであり、自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如/多動症(ADHD)などの発達障害へのアプローチも得意とされているようです。もちろん、認知行動療法も得意としています。

臨床心理士や公認心理士などの資格を持ったカウンセラーが多数在籍しており、認知行動療法、マインドフルネス、アクセプタンス&コミットメントセラピー(ACT)、メタ認知療法などを学んできた方も多いのが特徴です。

クリニックを受診している患者さんは、希望に応じて保険診療内で認知行動療法の枠組みを持ったカウンセリングを利用することができるようです。

僕が調べてみて、このクリニックのユニークな点は、デイケアの中で認知行動療法のプログラムに限らず、絵画教室やアートセラピー、デジタル絵画などの講座を行っていることのように感じました。

モットーとして、発達障害の特性などからくる「苦手な部分」の克服よりも、得意な部分を伸ばして、何より自分自身が納得のいく人生を送ってもらえるよう働きかけることを大切にしているようで、このようなアートワークを設けているところからも、クリニック側の患者様への深い理解と想いを感じます。

思春期特有の悩みや、発達障害による悩みなどを感じている方にとっては、トータルで質の良いサービスを受けられる機関なのではないかと思いました。

たまきクリニック

たまきクリニックは、新宿駅西口から徒歩3分ほどに位置する、開院から30年以上続いている心療内科です。院長先生は、40年以上の診療経験を誇るベテラン医師であり、認知行動療法をはじめ、漢方薬への理解も深い先生のようです。保険診療内で認知行動療法を受けることが出来ます。

患者さんが抱える現在の問題だけでなく、患者さんがこれまで歩んできた人生や葛藤などに、じっくり耳を傾けてくれるという定評があるようです。心理療法や治療法ではなく、患者さんを主役として考えるため、患者さんそれぞれに合った方針を考え、寄り添ってくださるとのこと。

認知行動療法には色々な技法がありますが、中でも「スキーマ療法」と呼ばれるものは、より自分の内面にある認知に焦点を当てていくタイプの心理療法です。たまきクリニックでは、スキーマ療法を得意としているとのことで、より深い悩みにじっくりと向き合いたい方に向いているのかもしれないと感じました。

一宮メンタルクリニック

JR御徒町駅、東京メトロ日比谷線仲御徒町駅、都営大江戸線上野御徒町駅、上野広小路駅、の各駅から1分ほどの好立地に位置する一宮メンタルクリニックでは、認知行動療法をベースとしたカウンセリングを保険診療内で行っているようです。

認知行動療法の中でも、曝露反応妨害法、マインドフルネス認知療法、アサーショントレーニング、ストレスコーピング、アンガーマネジメントなどの専門的な技法を行っているようです。

統合失調症等による精神疾患による認知機能低下に対する認知リハビリテーションを心理士から受けることもできるようです。

今回ご紹介しているのは、あくまで僕が調べた範囲内での情報になります。その他にも保険適用で認知行動療法を行っている医療機関は数多くあると思うので、ぜひご自身でも調べてみてください。個人的には、認知行動療法を保険適用で行っている医療機関は、薬だけに偏らない治療や、患者さんとの対話を重要視している印象を受けて、安心感があるように感じました。

4. 認知行動療法を行っている東京の民間心理カウンセリング

次に、認知行動療法を行っている東京の民間心理カウンセリングをご紹介します。民間の心理カウンセリングの料金は8,000円から12,000円ほどの場所が多く、保険適用の効く医療機関と比べると高めです。しかし、カウンセリングをメインに行っているため、よりじっくりと話しを聞いてくれたり、待ち時間が少ないなどのメリットもあるかもしれません。臨床心理士や公認心理士が在籍している相談機関を選ぶと、より安心です。

田園調布カウンセリングオフィス

東横線、目黒線の田園調布駅より徒歩4分ほどの場所にある田園調布カウンセリングオフィスでは、認知行動療法やEMDRを専門にしています。EMDRとは、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を中心に効果が実証されている科学的な手法です。日本の相談機関でEMDRを導入している機関は数少ないため、PTSDなどのトラウマ関連の悩みを持ちの方は特に、検討してみるのもいいかもしれません。

料金は、初回面接・継続面接ともに10,000円です。

カウンセリングは、臨床心理士・公認心理士の有資格者が担当しており、まずはクライエント1人1人に耳を傾け、問題のメカニズムを明らかにしたうえで適切な手法を組み合わせてくれるようです。

うつ病や不安障害に加え、PTSDや解離などのトラウマに悩まされている方へのカウンセリングを得意としているようです。

青山心理カウンセリングセンター

青山心理カウンセリングセンターは、渋谷駅から徒歩7分ほどの場所にあります。カウンセラーは皆、臨床心理士や公認心理師の有資格者です。もちろん、認知行動療法を専門に持つカウンセラーも在籍していますが、特定の技法にこだわらず、統合的にカウンセリングを行っていくことを大切にしているようです。

精神力動的心理療法、分析心理学、認知行動療法、クライエント中心療法、フォーカシング、内観療法などの幅広い専門性を持ったカウンセラーが在籍しているとのこと。料金は、初回面接が13,000円、2回目以降が9,000円です。

南新宿カウンセリングオフィス

新宿駅新南口から徒歩6分の場所にある南新宿カウンセリングオフィスは、1人1人に合わせたオーダーメイドのカウンセリングを提供していることで定評のあるカウンセリングオフィスです。スタッフ全員が臨床心理士・精神保健福祉士・公認心理師などの有資格者であり、15〜20年以上のキャリアを持ったベテランです。

認知行動療法に特化したカウンセリングを行っているというよりは、認知行動療法や精神力動系の心理療法を柱としつつ、一人一人に合った進め方をしているようです。

料金は初回面接が50分8,000円、2回目以降が50分8,000円〜11,000円です。

※2回目以降は、担当カウンセラーによって料金が変わってくるようです。

カウンセリングに一歩踏み出すきっかけとなるよう、「体験メニュー」なるものが用意されています。セルフ・カウンセリング、フォーカシング、夢のワーク、アロマテラピーなどの専門的な心理療法を、単発で1回50分7,000円にて受けることができるとのこと。カウンセリングを受けた経験がなく、受けることを躊躇してしまっている方にはうってつけかもしれません。

東京メンタルヘルス・カウンセリングセンター

池袋、松戸、横浜、立川、晴海などの複数箇所にカウンセリングセンターを構える東京メンタルヘルス・カウンセリングセンターには、数多くの専門性を持ったカウンセラーが在籍しています。また、対面相談に限らず、電話相談やメール相談なども幅広く行っており、時代にマッチしたカウンセリングを提供しているようです。

池袋センターにて、認知行動療法を専門性として持つカウンセラーによる心理カウンセリングも行われているようです。

料金は1回50分で対面の場合は「TMカウンセラー」:11,000円 「TMチーフカウンセラー」:13,200円のようです。電話やメール相談の料金に関しても、公式ホームページよりご確認ください。

メディカルパレット デンタルオフィス&カウンセリングオフィス

東日本橋と糀谷の2箇所にカウンセリングオフィスを構えるメディカルパレット デンタルオフィス&カウンセリングオフィスでは、認知行動療法を基本として、対面による個人・家族カウンセリング、スカイプカウンセリング、電話カウンセリングを行っているようです。

もともとは歯科研究を行う中で、一般的な歯科治療では改善が難しい症例に出会ったことが、カウンセリングオフィスを運営するきっかけとなったとのこと。そこから、認知行動療法・ブリーフサイコセラピー・条件反射制御法・対人関係療法などを習得していく中で、うつ/不安、強迫性障害、依存症、対人関係などのお悩みにも対応した心理かううんセリングを行うようになったとのことです。

個人カウンセリングの基本料金は、25分5,000円、50分10,000円、80分15,000円と、細かい料金設定が行われています。家族カウンセリング、スカイプによるカウンセリング、電話カウンセリングなどについても、公式サイトよりご確認ください。

5. 認知行動療法を行っている東京の大学院付属の心理相談室

臨床心理士を養成する大学院では、実習として大学院に付属している心理相談室にて、実際に地域の方を対象に心理相談を行っています。心理士を指導している教授は心理臨床の「プロ」であり、信頼性は十分にあると思います。また、料金の相場は3,000円と比較的安価であるのもポイントです。

早稲田大学人間科学学術院 心理相談室

早稲田大学は、認知行動療法のメッカと言われています。心理士を目指す学生を指導している教授陣は、日本の認知行動療法を牽引する大御所の方ばかりです。早稲田大学人間科学学術院の心理相談室は、正確には東京ではなく埼玉県の所沢市に位置しています。少し距離は離れていますが、質の高い認知行動療法を受けられることは確かだと思います。料金は、1回3,000円です。 ※現在はオンラインカウンセリングのみの実施のようです。

上智大学臨床心理相談室

上智大学臨床心理相談室には、認知行動療法を専門に持つ指導教授がいらっしゃいます。歴史の深い心理相談室でもあるため、安心して受けられると思います。料金は、1回3,000円です。

東京大学大学院教育学研究科付属 心理教育相談室

東京大学大学院教育学研究科では、認知行動療法をはじめとして、様々な心理療法を統合して実践することや、認知行動療法を活用したアプリの開発など、長年に渡って先進的な取り組みが行われてきています。心理教育相談室では、初回面接は4,000円、継続面接は3,000円にてカウンセリングを受けることができるようです。

東京成徳大学 心理教育相談センター

JR埼京線「十条駅」から徒歩5分の場所に位置する東京成徳大学心理教育相談センターでは、認知行動療法、マインドフルネス、アサーショントレーニングなどにも対応しているようです。相談料金は、初回面接は3,100円、継続面接は2,100円です。心理カウンセリングで1回2,100円という値段は、かなり良心的な値段と言えそうです。

帝京大学 心理臨床センター

東京都八王子市に位置する帝京大学心理臨床センターでは、認知行動療法を専門に持つ指導教員がおり、認知行動療法を軸とした心理カウンセリングを受けることも可能かもしれません。料金は、初回面接60分3,000円、2回目以降は1,000円とのこと。1,000円という料金は破格ですが、2回目以降も大学院生ではなく臨床心理士が担当する場合は、3,000円となるようです。

このほかにも、臨床心理士の養成を行っている大学院は日本全国で160校以上あり、とくに都内には大学も多いため、お住まいの地域の大学院のホームページを調べてみるのも良いかもしれません。大体的に宣伝をしているわけではないので探しにくいかもしれませんが、値段が良心的であり、それでいてきちんとした大学の教授が在籍しているため、安心感はかなりあると思います。

日本全国の大学・大学院付属の相談室・相談施設の情報をまとめてくれているサイトを見つけたので、こちらも参考にしていただけると嬉しいです。

6. まとめ

いかがでしたでしょうか。今回の記事では、東京で認知行動療法を受けられるおすすめの医療機関、民間の心理カウンセリング、大学院付属の心理相談室を紹介させていただきました。記事を書いていく中で、私自身、とても多くの気づきがありました。それは、結局は「誰と出会うかが大切」ということです。

色々な医療機関、その他の施設等がありますが、多くの方に貢献している医師・カウンセラーは、「相談者様を第一に考え、その結果として認知行動療法を導入するようになった」と言っていることが多い傾向にあることに気づいたのです。結局は、「人」なんですね。素敵なセラピストと出会えることを祈っています!