横浜の就労移行支援おすすめ11選!【タイプ別に就労支援員が解説】

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  • 横浜でおすすめの就労移行支援事業所はある?
  • 横浜で自分に合った就労移行支援事業所をピンポイントでおさえたい!

本記事では、上記のお悩みに120%お応えしていきます。

令和5年2月1日時点で発表されている横浜市内の就労移行支援事業所数は約80事業所あり、かなり数が多いですよね。

だからこそ、事業所選びに迷う方も多いのではないかと思います。

本記事では、現役の就労支援員である筆者が、横浜市でおすすめの就労移行支援事業所をタイプ別に解説していきます。

自分の目的に沿った就労移行支援事業所が自然に導き出せるように書いているので、スムーズに事業所選びを行えるでしょう。

引用:障害者福祉サービス事業所・施設一覧|横浜市

目次

横浜の就労移行支援事業所を選ぶ際のポイント

自分に合った就労移行支援事業所を見つけるためには、「事業所選びのポイント」を知っておく必要があります。

以下に記載したので、最初にチェックしてみるのがおすすめです!

就労実績に注目

就労実績とは、特定の就労移行支援事業所がどれくらいの就職者を輩出しており、就職した後就労を継続している方がどのくらいいるかを示す数値です。

  • 就職した人の数(就労実績)
  • 就職後6ヶ月以上就労している人の比率(就労定着率)

上記のどちらも高いということは、多くの就職者を出し、さらに仕事を続けられている方が多いということなので、就労移行支援事業所が良いサービスを提供していると言えるわけですね。

平成30年度の社会福祉施設等調査では全国の就労移行支援における就職率の平均は52.9%となっています。

就職率が52.9%を超え、100%に近い事業所ほどサービスの質が高いと言えるので、本記事では就職実績が高い事業所のみを紹介していきます!

引用:就労移行支援・就労定着支援に係る報酬・基準について|厚生労働省

通いやすい事業所を選ぶ

就労移行支援事業所への通所は、基本的には週5日間、毎日通うのがおすすめです。

なぜなら、実際に就労をした場合は毎日会社に出社することになるからですね。

事前にフルタイムでの活動に慣れておけば、就職後にギャップが少なくなり、長期的な就労へとつながるのです。

ただ、あまりに事業所が遠いと、毎日通うのが苦痛になってしまいます。

事業所は自宅から1時間以内で通える場所を選ぶと良いでしょう。

就労移行支援のタイプを理解する

就労移行支援には、「総合型」「障害特化型」「スキル特化型」という3つのタイプがあります。

実は、どのタイプの就労移行支援を選ぶかによって学べる内容が大きく異なってくるので、事前に3タイプの概要を把握しておきましょう。

総合型

大手就労移行支援事業所の多くが総合型です。

総合型の就労移行支援事業所では、以下のようなプログラムが充実している傾向があります。

  • ビジネスマナー
  • コミュニケーション
  • オフィス系のPCスキル
  • 軽作業
  • ストレスマネジメント

一般企業における事務職などで活躍できるよう、幅広くトレーニングを行うわけですね。

障害特化型

障害特化型の就労移行支援では、自身の障害についての理解を深め、障害をうまくカバーしながら、周囲に配慮事項を伝えつつ無理なく就労を続けるスキルに重きを置いています。

  • うつ病
  • 発達障害
  • 統合失調症
  • 身体障害
  • 視覚障害・聴覚障害
  • 内部障害
  • 高次脳機能障害

上記のような疾患や障害を持つ方に特化したプログラムを提供しているので、同じ障害を持った仲間と共感を得ながら就労準備ができる心強さもあるようです。

目指せる職種は事務職や軽作業などが多いのも特徴ですね。

スキル特化型

スキル特化型の就労移行移行支援では、主にITやWeb、デザインなどの専門職種に転職するためのトレーニングを提供しています。

  • プログラミング
  • Webデザイン
  • Adobeのイラストレーターやフォトショップなどのグラフィックソフト
  • AIなどの最新技術

上記のような専門的スキルを身につけられることに加え、コミュニケーションやストレスマネジメントなどの「長く働くためのスキル」も身につけることができます。

上記3つのタイプのうち、どのタイプの就労移行支援が自分に合っているかを見定めたうえで、通う就労移行支援事業所を選びましょう。

続きを読んで、ぜひ自分に合ったとっておきの就労移行支援事業所を見つけてくださいね。

【総合型】横浜のおすすめ就労移行支援事業所6選!

まずは横浜にある総合型の就労移行支援事業所を紹介していきます。

総合型の就労移行支援事業所には大手が参入しており、就職率が高い事業所が多いのが特徴です。

  • 事務職や接客、軽作業系の職種に興味がある
  • Excel、Wordなどオフィス系のPCスキルを身につけたい
  • 幅広いプログラムを受け、自分の適性を見極めたい

上記のようなニーズを持つ方は、総合型の就労移行支援の中から選ぶと良いでしょう。

LITALICOワークス

LITALICOワークスは、累計就職者数が1万人を超える業界最大手の就労移行支援事業所です。

そのひとりの”働きたい”にこたえる。」というスローガンを掲げており、就職をサポートするだけでなく、一人ひとりの充実した人生をサポートするという考え方を大切にしていることが分かりますね。

  • 累計就職者数:1万人以上
  • 就労定着率:88%(2022年度実績)
  • 利用者満足度:92%(2021年度実績)

どの事業所を最終的に選ぶにしても、一度はLITALICOワークスの見学はしてみるのがおすすめです。

業界で最も多くの方が利用している人気事業所を見ておくことで、自分の中で「基準」が作れるでしょう。

LITALICOワークスのおすすめポイント

LITALICOワークスでは、「企業インターン」を非常に大切にしています。

企業インターンとは、実際に企業で実習をして、自分の適性を見極められるサービスのことです。

4,500ヶ所以上の企業と提携しているので、幅広い選択肢の中からインターン先を選び、実際に就職する前に就労経験を積めるのは嬉しいポイントですよね。

業界最大手の就労移行支援事業所なので社会的信頼が厚く、卒業生の就職先も大手企業がずらりと並んでいます。

  • 日本郵便
  • ANA
  • 保険の窓口
  • スシロー
  • マイナビ
  • odakyu RESORTS

上記は一部ですが、聞いたことのある企業ばかりですよね。

大手企業への就職を考えている方にも、リタリコはおすすめです。

横浜のLITALICOワークス事業所一覧

横浜市にはLITALICOワークスが10事業所あります。

  • 横浜西口
  • 横浜西口第2
  • 横浜西口第3
  • 横浜東口
  • 横浜桜木町
  • 横浜関内
  • 新横浜
  • 横浜戸塚
  • 横浜戸塚第2
  • 横浜都築

横浜駅・桜木町・関内などの中心地をはじめ、戸塚や新横浜、都築などにも展開しているので、通いやすい事業所を中心にチェックしてみましょう。

引用:障害者のための就労移行支援事業所 LITALICOワークス

Cocorport(ココルポート)

Cocorport (ココルポート)は、就労実績が右肩上がりに上昇し続けている注目の就労移行支援事業所です。

基本的なビジネスマナーからPCスキルまで幅広く習得できることに加え、以下の嬉しいサービスがついています。

  • ランチ提供
  • 交通費補助

経済的負担を軽減しながら通いたい方にもぴったりの事業所です。

  • 累計就職者数:3,372名(2023年8月時点)
  • 就職者数:709名(2022年度)
  • 就労定着率:87%

ココルポートのおすすめポイント

ココルポートが保有しているプログラム数は、なんと555種類以上もあります。

就労移行支援事業所の中でもトップレベルのプログラム数であり、学べるスキルも非常に幅広いですね。

例えば「パソコン」に関するプログラム1つとっても、以下のようなバリエーションがあります。

  • Word
  • Excel
  • PowerPoint
  • タイピング
  • データ入力
  • アンケート入力
  • ビジネス文書
  • PC検定対策
  • MOS
  • 販促チラシ作成
  • ビジネスメール
  • HP作成

実際のビジネスで使われる実践的スキルを学べるので、仕事のスキルの幅が広がるでしょう。

例えば事務職1つをとっても、どのような業務が主になっているかによって適性が異なります。色々なプログラムを受講して、自分に合った仕事を「作業レベル」で見極めてみると良いでしょう。

ココルポートは週2日からの利用も可能なので、「ちゃんと通えるか不安」「自分には何が向いているのか分からない」といった方でも安心して通える事業所です。

横浜のココルポート事業所一覧

横浜市にはココルポートが5事業所あります。

  • 横浜Office
  • 横浜第2Office
  • 横浜関内Office
  • 横浜戸塚Office
  • 新横浜駅前Office

横浜の中心部だけでなく、戸塚や新横浜にも展開しているので、横浜市近郊にお住まいの方にとってはどこも通いやすい立地と言えるでしょう。

引用:仕事復帰を全力サポート | 就労移行支援のCocorport(旧社名:Melk)

パーソルチャレンジ・ミラトレ

テレビCMなどで、転職エージェントの「doda」はよく見かけますよね。

dodaを運営しているパーソルグループの特例子会社であるパーソルダイバース株式会社が運営している事業所が、「パーソルチャレンジ・ミラトレ」です。

  • 就職率:85%(全国平均は先述の通り52.9%)
  • 定着率:90%
  • 利用者満足度:90%

パーソルダイバース株式会社では、障害者雇用に特化した転職エージェントである「dodaチャレンジ」も運営しています。

ミラトレのおすすめポイント

お察しの通り、転職エージェントの大手企業であるだけに、トレーニングから就職先の紹介まで、トータルでサポートしてくれるのがミラトレの強みです。

ミラトレを運営しているパーソルダイバース株式会社では、これまで実際に1,000名以上の障害を持つ方を障害者雇用として採用してきています。

そして、障害者雇用を自社で行う中で見えてきたノウハウを「模擬就労プログラム」という形で訓練に反映させているわけですね。

とくに障害者雇用枠での就労を考えている方にとって、ミラトレは実際に就労を体験できる仕組みになっているのでとてもおすすめです。

ちなみに、障害者雇用に特化した転職エージェントに関しては過去の記事でも紹介しているので、チェックしてみてください。

横浜のミラトレ事業所一覧

横浜市にはミラトレが2事業所あります。

  • ミラトレ横浜
  • ミラトレ横浜関内

横浜駅、関内駅ともに、多くのオフィスビルが並ぶオフィス街です。

実際に通勤している気分で通えるので、就労準備という意味でも有効なエリアでしょう。

引用:パーソルチャレンジ・ミラトレ

キズキビジネスカレッジ

キズキビジネスカレッジは、「プログラムを通して自分の適性を把握すること」「適正に応じた専門スキルを磨くこと」のどちらも実現できるおすすめ就労移行支援事業所です。

一般的な就労移行支援事業所では就労までに1年から1年半の通所期間を要することも多いですが、キズキビジネスカレッジでは就職までの平均通所期間が約4ヶ月なので、短期集中で就労を目指したい方にも向いているでしょう。

  • 就職率:約83%
  • 定着率:100%!
  • 一般雇用での就職率:44%

キズキビジネスカレッジでは就労形態にこだわらず、適性に応じた職場に就くことを第一に考えます。

結果として、一般雇用での就職率が44%となっています。

キズキビジネスカレッジのおすすめポイント

キズキビジネスカレッジでは、以下に示すプログラムを受講することができます。

  • 会計/ファイナンス
  • 英語
  • Webマーケティング
  • Webライティング
  • Excel/PowerPoint基礎

個人的な印象として、上記のプログラムはExcelやPowerPointを除いて、総合型の就労移行支援事業所の中で取り入れられるのはかなり稀なケースです。

それでいて、これからの時代を生き抜くために汎用性が効き、ニーズの高いスキルでもあるわけですね。

「就労する」という目的に終始せず、個人の市場価値を高めるためにも非常におすすめなプログラムと言えるでしょう。

座学だけでなく、演習を通して実践的なスキルを身につけられるので、卒業生の中には初任給38万円という例もあります。

就労移行支援事業所に通いつつ、キャリアアップを目指したい方にもおすすめの就労移行支援事業所です。

横浜にあるキズキビジネスカレッジ事業所

キズキビジネスカレッジは合計4校展開しており、横浜校もあります。

横浜校の住所・アクセスを以下に記載しました。

  • 住所:神奈川県横浜市西区浅間町1-6-5横浜西口K&Kビル5F
  • アクセス:JR横浜駅から徒歩8分

横浜駅から徒歩8分なので、とても通いやすいでしょう。見学は随時受け付けているので、公式サイトより見学予約をしてみるのがおすすめです。

また、とてもおすすめ度の高い事業所なので、キズキビジネスカレッジについての記事も執筆しています。こちらも合わせて読んでみましょう。

welbe(ウェルビー)

(画像引用:ウェルビー

ウェルビーの累計就職者数は6,251名であり、LITALICOワークスに次いで多くの就職者を輩出している大手就労移行支援事業所です。

  • 累計就職者数:6,251名
  • 就労定着率:91.3%(2023年8月時点)
  • 全国の事業所数:108事業所

ウェルビーのおすすめポイント

ウェルビーは、以下のような方にとくにおすすめです。

  • 就労経験がないか、浅いので基礎からしっかり身につけたい
  • 事務系の職種を目指したい

なぜなら、ウェルビーのプログラムはすべての仕事で「土台」となる基礎的なスキルの習得からはじめ、徐々にステップアップしていける仕組みになっているからですね。

  • 土台となる力
  • 仕事のスキル
  • ベーシックスキル
  • オフィスワークシミュレーション

上記のような大枠が用意されており、段階的に進めていく形となります。

土台となる力ではビジネスマナーやコミュニケーションなどの基礎力を身につけ、徐々にPCスキルや作業スキルなどの実務面へと移行していきます。

最終的にはオフィスワークシミュレーションを通して模擬的な就労を経験し、これまでのトレーニングで身につけてきたスキルを試すことができます。

就労前に仕事の基礎力を固めたい方には、ウェルビーがおすすめです!

横浜のウェルビー事業所一覧

横浜市にはウェルビーが5事業所あります。

  • 桜木町駅前
  • 新横浜駅前
  • 新横浜第2
  • 上大岡駅前
  • 戸塚駅前

京急線、横浜市営地下鉄が停車する上大岡駅前にも展開しており、とても便利です。

引用:ウェルビー

さら就労塾@ぽれぽれ

(画像引用:さら就労塾@ぽれぽれ

さら就労塾@ぽれぽれ(通称:さらぽれ)は、非営利活動法人さらプロジェクトが運営している就労移行支援事業所です。

単に就労を果たすだけでなく、就労後に安定して働く力を身につけることを重視しており、大手就労移行支援事業所にも劣らず就労定着率は96%を達成しています。

さら就労塾@ぽれぽれのおすすめポイント

さらぽれの特筆すべき点は、何と言っても96%という高い就労定着率でしょう。

指導員は30代から50代の方が多く、企業の中堅社員として活躍してきた方々です。

  • オフィスでの業務処理能力
  • 職業人としての考え方

上記を時間をかけてじっくり丁寧に教えてくれるので、就業準備が整った状態で就職を果たせるわけですね。

就職後も多方面に相談できるよう、地域のケースワーカーや生活支援センター、相談支援事業所などとの関係づくりも間を取り持ってくれます。

事業所名の一部である「ぽれぽれ」は、スワヒリ語で「ゆっくり焦らず」という意味であるとのこと。

キリマンジャロ登山では登山者に対して現地のガイドが「ポレポレ」と声をかけてくれることから、さらぽれの指導員も登山者のサポーターのように、就労を目指す利用者さんと伴走したいという意味が込められているのだそうです。

横浜のさら就労塾@ぽれぽれの事業所一覧

横浜市にあるさらぽれは1事業所であり、住所は下記になります。

  • 神奈川県横浜市神奈川区金港町6-3横浜金港町ビル2F

横浜市で就労移行支援を8年行っている実績があり、就労継続率は96%です。

就職者の75%は事務職に関連した職業に就いているので、事務職での安定就労を目指したい方にとくにおすすめな事業所です。

引用:さら就労塾@ぽれぽれ

【障害特化型】横浜のおすすめ就労移行支援事業所3選!

次に、横浜にある障害特化型の就労移行支援事業所を3社ご紹介していきます。

  • 自身の障害についての理解を深め、就職先に説明できるようになりたい
  • 障害の特性に合ったプログラムを受講したい
  • 同じ障害を持った仲間と一緒に安心して就職を目指したい

上記のニーズを持った方は、障害特化型の就労移行支援事業所を利用すると良いでしょう。

とくに、発達障害の特性を持った方には、障害特化型の就労移行支援事業所を利用することを強くおすすめします。

発達障害ならではの特性の理解と、特性を強みとして活用する視点が必要不可欠になるからですね。

atGPジョブトレ

atGPジョブトレでは、各障害に特化した5つのコースが用意されています。

障害に特化した症状や服薬管理、就職先企業への配慮事項の説明などを学ぶことができ、同じ障害を持った仲間とともに就労を目指せるので安心です。

  • 1事業所あたりの平均年間就職人数:24名(全国平均3.4名)
  • 事務職での就職率:94.5%(2019年9月〜2020年8月の就職データ)
  • 就労定着率:91.4%

atGPジョブトレのおすすめポイント

atGPジョブトレは障害別のコースを用意していることの他に、就労先企業の紹介も行ってくれます。

atGPジョブトレを運営している株式会社ゼネラルパートナーズでは障害者雇用に特化した転職エージェントであるアットジーピー【atGP】を運営しており、とくに事務職での就労に強みを持っています。

事務職での就職率は94.5%と非常に高いので、事務職かつ障害者雇用での就労を目指している方、自身の特性の理解を職場に促しながら就労継続したい方にはとくにおすすめの就労移行支援事業所です。

横浜のatGPジョブトレ事業所一覧

横浜市にはatGPジョブトレが1事業所あり、うつ症状コースと発達障害コースに対応しています。

<atGPジョブトレ横浜(うつ症状コース・発達障害コース)>

  • 住所:神奈川県横浜市中区山下町223-1 NU関内ビル10階
  • JR・横浜市営地下鉄ブルーライン線「関内駅」より徒歩6分
  • みなとみらい線「日本大通り駅」より徒歩6分
  • JR根岸線「石川町(元町・中華街)駅」徒歩6分

ブルーライン、みなとみらい線、JR根岸線各線から徒歩6分圏内と好立地であり、帰りは中華街で散歩をするもよし、山下公園で寄り道して帰るもよしですね。

引用:atGPジョブトレ

ディーキャリア

(画像引用:ディーキャリア

ディーキャリアは、自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)をはじめとした発達障害の特性を持つ方を対象とした就労移行支援事業所です。

  • 就職率:記載なし
  • 就労定着率:92.2%(2021年度実績)
  • 就職時平均給与:19.3万円

自身の発達障害の特性、そして自分自身がどのように生きていきたいかの自己理解を深めた上で、特性をうまくカバーしながら働くスキルを身につけることができます。

ディーキャリアのおすすめポイント

ディーキャリアでは、発達障害についての理解がある6,000件以上の独自求人を保有しています。

就職先企業も発達障害への理解があるうえに、トレーニングでは発達障害の特性をカバーしながら働くスキルを身につけられるので、長期就労しやすい「軌道」に乗ることができるでしょう。

ディーキャリアを卒業して就労を果たした方の平均給与は19.3万円であり、障害者雇用の中ではかなり高い水準と言えます。

横浜のディーキャリア事業所一覧

横浜市にディーキャリアは3事業所あります。

  • ITエキスパート横浜馬車道オフィス
  • 横浜オフィス
  • 横浜東口オフィス

横浜馬車道にあるITエキスパートオフィスは、発達障害の特性をカバーしつつ、IT職種に就くためのトレーニングを受けられる就労移行支援事業所です。

IT系の職種に興味があり、発達障害への特性理解も深めたい方は横浜馬車道オフィスを見学してみると良いでしょう。

引用:ディーキャリア

タキオングリント

(画像引用:社会福祉法人幸会

タキオングリントは、主に知的障害を持つ方を対象とした社会福祉法人幸会が運営する就労移行支援事業所です。

  • 生産活動
  • 就職訓練活動
  • 就職支援
  • 社会生活支援
  • 定着支援
  • 安全管理

上記の活動を通して、知的障害を持つ方がより自立して安定した就労を果たせるようサポートしてくれるのがタキオングリントの特徴と言えるでしょう。

タキオングリントのおすすめポイント

タキオングリントでは、東京学芸大学の菅野敦先生が提唱している「支援の4領域」を柱にしています。

知的障害を持つ方が障害発達を遂げ、自立した生活を送るための指標となる考えであり、以下の4領域が示されています。

  • はたらく【作業・就労支援領域】
  • くらす【自立生活支援領域】
  • まなぶ(たのしむ)【学習・余暇支援領域】
  • かかわる【コミュニケーション支援領域】

タキオングリントでは就労継続支援B型や就労定着支援も運営しており、「働く」という側面だけでなく、「自立した生活」に重きを置いていることが伺えます。

横浜のタキオングリント事業所一覧

タキオングリントは横浜市に1事業所のみとなっており、住所は以下になります。

  • 神奈川県横浜市保土ヶ谷区今井町536-4

生産活動を通じた就職に必要な力の習得、ビジネスマナーの習得、就職活動のサポートなどを受けられるので、自立した生活を目指す知的障害をお持ちの方におすすめの就労移行支援事業所です。

引用:タキオングリント

【スキル特化型】横浜のおすすめ就労移行支援事業所2選!

スキル特化型の就労移行支援事業所では、IT・Web系の業界に転職したい方を対象にした「手に職をつけられるトレーニング」を行っています。

  • プログラマーに転職したい
  • Webデザイナーに転職したい
  • Web制作系の企業に転職したい

上記のようなニーズを持つ方には、スキル特化型の就労移行支援がおすすめです。

一般的なスクールでは数十万円するオンライン講座を無料で受けられたり、IllustratorやPhotoshopなどのグラフィックソフトの割引が適用されたりと、非常にメリットが大きいです。

就労移行ITスクール

(画像引用:就労移行ITスクール

LOGZGROUP株式会社が運営する就労移行ITスクールでは、プログラミングやWebデザインをはじめとしたITスキルを未経験から学ぶことができます。

  • 就労定着率:94%
  • IT職種就職率:41%

お笑いコンビ「EXIT」がテレビCMに登場していることでも知られる就労移行ITスクールですが、「長く働くための基礎スキル」「IT系の専門スキル」の両方を身につけられるので、希望業界への転職を目指しつつ、長期就労も目指せるのが強みです。

就労移行ITスクールのおすすめポイント

就労移行ITスクールで学べるスキルを以下に記載しました。

  • プログラミング
  • Webデザイン
  • e-スポーツ
  • 動画編集
  • Microsoft Office

元エンジニア、元デザイナーなど、IT業界で活躍してきたスタッフが在籍しているので、専門スキルを経験豊富なスタッフから学ぶことができます。

ITスキルを学ぶだけなら一般的なITスクールと変わりありませんが、基礎的なビジネスマナーやコミュニケーションなどについても学べるので、「IT職種への転職」「長期就労」の両方が実現できるわけですね。

横浜の就労移行ITスクール事業所一覧

横浜市に就労移行ITスクールは6事業所あります。

  • 就労移行ITスクール横浜関内
  • 就労移行ITスクール横浜駅西口
  • 就労移行ITスクール横浜駅西口第2オフィス
  • 就労移行ITスクール横浜駅西口第3オフィス
  • 就労移行ITスクール横浜戸塚
  • 就労移行ITスクールセンター南

一般的に総合型就労移行支援事業所に比べるとスキル特化型の就労移行支援事業所は少ないですが、横浜市だけでもこれだけの事業所数があるのは驚きですね。

引用:就労移行ITスクール

フロンティアリンクキャリアセンター

(画像引用:フロンティアリンクキャリアセンター

フロンティアリンクキャリアセンターは、発達障害・精神障害の方を対象とした「IT特化型」の就労移行支援事業所です。

  • 職場定着率:82%(2019-20年度)
  • エンジニア:20.6%
  • デザイン/制作:12.7%
  • PC業務:7.9%
  • 事務:38.1%
  • 講師/支援員:4.8%
  • 店舗/販促:8.0%
  • その他:7.9%

プログラミング等のスキル習得に限らず、就職活動から定着支援まで、トータルでサポートしてくれるのが強みです。

フロンティアリンクキャリアセンターのおすすめポイント

フロンティアリンクキャリアセンターで行うIT技術の学習は、IT研修で延べ3万人を超える受講実績を超える「1日速習カリキュラム」を元にして構成されています。

とことん分かりやすさを追求したITスクールのノウハウを踏襲しているからこそ、効率的に学習を進められるわけですね。

コースは以下の2パターンに分かれています。

  • Aコース:IT/WEBエンジニアコース
  • Bコース:オフィススペシャリストコース

Aコースではホームページ制作を中心に学び、手に職をつけることで自分で仕事を受注できたり、在宅で仕事ができたりといった柔軟な働き方ができるレベルを目指していきます。

Bコースでは、より一般的なWordやExcelなどのオフィス系ソフトの活用を中心に学び、マクロやVBAなどの自動化処理についての技術習得まで高めていくことができます。

本格的にプログラマーを目指したい方にも、とにかくパソコンを用いた業務に就きたいという方にもマッチした就労移行支援事業所です。

横浜のフロンティアリンクキャリアセンター事業所一覧

横浜市にフロンティアリンクキャリアセンターは1事業所あります。

<フロンティアリンク横浜キャリアセンター>

  • 住所:神奈川県横浜市中区万代町1丁目2番12号VORT横浜関内3・4階
  • JR京浜東北線・根岸線・横浜線 「関内」駅徒歩3分
  • 市営地下鉄ブルーライン 「関内」駅徒歩4分

フロンティアリンクキャリアセンターでは、他者との交流に苦手を感じる方でも働きやすい在宅ワークに向けた就労も想定しています。

自身の特性を「強み」として活用する切符を手に入れましょう。

引用:フロンティアリンクキャリアセンター

横浜の就労移行支援事業所を利用する条件

自分に合った就労移行支援事業所が見つかったとしても、就労移行支援事業所の利用条件に合致していなければ利用を断念せざるを得ません。

自分は就労移行支援事業所を利用できるのだろうか?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

以下には就労移行支援事業所の利用条件を記載したので、ぜひ参考にしてください。

  • 18歳以上65歳未満である
  • 身体障害・知的障害・発達障害・精神障害・難病など、何らかの疾患・障害がある
  • 一般企業への就労または開業を希望しており、就労可能と見込まれる

就労移行支援事業所の利用申請は、お住まいの地域役所の障害福祉課にて行います。

疾患名等を証明するために、以下の書類の提出を求められることが多いです。

  • 主治医の診断書
  • 自立支援医療の受給者証
  • 障害者手帳

障害名(または疾患名)を証明するのが目的なので、上記すべての書類提出が求められるわけではありません。

就労移行支援事業所は障害者手帳を必ずしも持っていなくても利用できるので、覚えておくと良いでしょう。

詳しくは、お住まいの地域の役所にお問い合わせしてみてください。

横浜の就労移行支援事業所を利用する流れ

最後に就労移行支援事業所を利用するまでの手順を解説します。

ステップ①:気になる事業所をピックアップ

まずは、本記事のような情報サイト等を参考に、気になる事業所をピックアップしましょう。

実際に公式Webサイトを見て、就労実績やプログラム内容等を確かめるようにするのがおすすめです。

資料請求を無料で行える事業所がほとんどなので、パンフレットを見て詳細を確認するのも良いでしょう。

ステップ②:見学・体験

気になる事業所があったら、必ず見学・体験を行いましょう。

見学では、事業所の雰囲気を実際に足を運んで確認すると同時に、担当者と面談を行い現状の悩みを相談したり、施設についての概要を説明してもらえます。

体験では、実際に事業所内のプログラムに参加して自分に合っているか確かめることが可能です。

上記いずれも「無料」で行えるので、安心してくださいね。

ステップ③:利用申請

見学・体験を経て「利用したいな」と思ったら、お住まいの地域の役所に利用申請を行います。

必要書類や申請方法などについても就労移行支援事業所のスタッフが丁寧に教えてくれますし、申請に同行してくれる事業所もあります。

ステップ④:利用契約・利用開始

利用申請を行い、審査に通ると「障害福祉サービス受給者証」が発行されます。

就労移行支援を利用する権利を得たことになり、利用初日に事業所と契約書を交わせば正式利用となります。

まとめ:横浜の就労移行支援事業所で長期就労の準備をしましょう!

本記事では、横浜にあるおすすめの就労移行支援事業所をタイプ別に11社解説してきました。

「総合型」「障害特化型」「スキル特化型」という3タイプに分けて就労移行支援事業所を紹介したのには理由があります。

現場での経験として、必ずしもその方が目指している将来や適性に合った事業所を皆が選べているわけではないことに問題意識を感じていたのです。

例えば、発達障害の特性により事業所内でコミュニケーションにストレスを感じてしまうケースなども見受けられますね。そのような場合、最初から発達障害に理解があり、同じく発達障害を持つ仲間と就労準備を行える「障害特化型」の就労移行支援事業所に通うほうがメリットが大きいようにも感じます。

就労移行支援事業所で過ごす時間は、「自分らしい働き方」の第一歩となる大切な時間です。

ご自身が思い描く未来へと最短で近づける事業所を選び、見学・体験をして慎重に決めるようにしてくださいね。

この記事を読んでくださっている方にとって最適な事業所に通えることを、心より願っております。